【ハイライト動画あり】地力に勝る帝京大学が日本体育大学を圧倒。関東大学対抗戦2024
2度目のV4を狙う王者が、白星スタートを切った。 【ハイライト動画】日本体育大学 vs. 帝京大学
関東大学対抗戦Aの開幕カードとなった9月7日(土)の「日本体育大学×帝京大学」。午後3時に神奈川・秋葉台公園球技場で火蓋が切られた一戦で、まず開始2分に注目のスクラムがあった。
ボール投入は王者・帝京。ここで息のあったプッシュで日体大スクラムを崩した帝京大は、重要なファーストスクラムでペナルティを奪ってみせる。
このスクラムPKを端緒に敵陣侵入。ここで武器のモールにこだわり、HO知念優来が先制トライ。キッカーCTB上田倭士のコンバージョンも成功した。
帝京大は直後、自陣からワイド展開をくりひろげる。折り返しでLO本橋拓馬が大きなストライドで突破し、会場がどよめく。
しかし日体大もNO8岡部義大が抜けた相手に飛び込んで手をかけるなど粘り強い。すると日体大はロングキックのチェイスから敵陣ラインアウトの機会を得る。
このアタックで、帝京大がラインオフサイド。日体大のSO五味侑也が前半11分、着実にペナルティゴールで3点を返した。
しかし4分後だった。
日体大が自陣ディフェンス時でノットロール・アウェイ。ゴール前に進んだ帝京大は、SH上村樹輝がFWユニットのいないショートサイドに配球。ここでCTB上田倭士が突破から2トライ目。
モールだった先制トライとは違うパターンで2本目を奪い(ゴール失敗)、開始15分で12-3とリードを広げた。
この日の帝京大はセットプレーが盤石だった。スクラムだけでなく、FL青木恵斗主将が競った前半20分のラインアウトDFなど、自陣ピンチでのセットプレーも堅調だった。
だが日体大の守備プレッシャーもあって約15分間トライはなく、帝京大に3トライ目が生まれない。
が、均衡は前半29分に崩れた。
日体大が中盤でキックチャージ。これを再獲得した帝京大は、的確にスペースを突いたWTB生田弦己が快走。縦突進からの展開でFB神田陸斗が3本目を仕留めた。