「月収16万、1000万貯めた」彼女の“リアルな生活費”ーー「収入を上げなくても生活できる術」を教えます
ハンドメイドが行き詰まったところで2019年に始めたのがYouTubeだ。広告収入は月によって大きな波があるものの、月平均で5万円を貯蓄に回せるようになった。 月収が増えた分と合わせれば、月々約10万円を貯蓄に回せる。 「生活費が10万円なら、年間120万以上稼げば貯金できます。もちろん家庭環境などにもよりますが、月収15万~20万円あればしっかり貯金できるなと思いました」 副業収入を得ているとはいえ、それを加味した年収も、同年代の平均と比べても高収入とはいえない(厚生労働省の「令和4年賃金構造基本統計調査の概況」による)。そんな中でも節約・貯金ができた秘訣をもちたまさんに教えてもらった。
① 本を読み漁って知識を得る 「私は職場が図書館なので、そこで投資や節約術の本を100冊くらい片っ端から読んで勉強しました。『マネーという名の犬 12歳からの「お金」入門』(飛鳥新社)などの超初心者向けの本から入って、投資や株のキーワードで出てきたものを読み漁りました。その中で投資信託を知り、勉強してから株やつみたてNISAを始めました」 2014年~2015年頃の話なので、今のように投資信託の情報がYouTubeにたくさんアップされている時代ではない。知らないことを調べて、自分なりに実践していくもちたまさんの情報収集、実践能力が節約の背景にあることがうかがえる話だ。
■節約を「苦しくないもの」にするには ② 節約をゲーム感覚で楽しむこと 「私の場合、家計簿は自作のエクセルでつけています。コツコツ記録して、グラフが右肩上がりになっていくのを見るのがすごく楽しいですね。毎日見たくなるし、貯金が趣味のようなものです」 貯金が趣味でなくても、例えば貯金箱を用意して「貯まっているんだな」と目に見える形で置いておくなどもおすすめだそう。お金を増やしていく過程をゲーム感覚で楽しむのが秘訣。先に出た「食費1カ月1万5000円生活」もゲーム感覚で取り組んだことの1つだ。節約を苦しいだけのものにしない工夫がわかる。