松本のギャラリーで高橋朝子さん木彫展「森へ」 動物モチーフ中心に
木彫作家・高橋朝子さんによる個展「森へ to the forest」が現在、松本のギャラリーショップ「the BOX SHOP」(松本市大手1、TEL 0263-36-5536)で開催されている。(松本経済新聞) 【写真】ペンダントなどのアクセサリーも 森をテーマにした木彫りの作品約30点を展示する。シカやクマ、ハリネズミのオブジェのほか、オランウータンの姿を彫った木版もある。今の時期に合わせたサンタクロースや天使のオブジェも。丸みのある姿が愛らしいナマケモノや猫のペンダントと鳥の形をしたブローチも用意する。同店の松澤和美さんは「絵本から飛び出してきたような作品、今にも動き出しそうなリアルな作品、どちらも高橋さんらしい優しい雰囲気を感じる」と話す。 木材は、カツラやクリ、セン、シナなどを用い、のみの跡を生かして仕上げている。「それぞれの木の表情に合わせて作られている。特に立体作品は、角度によって印象が変わる」と松澤さん。さまざまな角度からじっくり眺めて購入を決める人も多いという。 高橋さんは北海道在住。1991(平成3)年からスウェーデンの工芸学校で木工を学び、1996(平成8)年から独学で木彫を始めた。作品は「作り込み過ぎないこと」を心がけ、一気に削ったり彫ったりした痕にこだわり、制作しているという。 同店での個展は一昨年に続いて4回目。松澤さんは「木肌の感じや色など、一つ一つの表情を楽しんでもらえれば」と呼びかける。 価格は、立像=6,600円~、ペンダント=4,400円、ブローチ=3,850円など。営業時間は12時~18時。火曜・水曜定休。12月30日~1月3日は休み。1月13日まで。
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