「道の駅ちぢみの里おぢや」、沸かし湯営業続く温泉施設2025年3月末で休止へ…収益見込めず
温泉設備の不具合により沸かし湯での営業が続いている新潟県小千谷市薭生(ひう)の「道の駅ちぢみの里おぢや」について、小千谷市は温泉施設部分を2025年3月末で休止する方針であることが12月24日、複数の議員への取材で分かった。運営維持費に見合った収益が見込めないためとみられる。 【画像】道の駅ちぢみの里おぢや ちぢみの里は1996年にオープン。温泉施設と道路情報ターミナルで構成し、温泉施設は市が所有する。2023年度の入館者数は約6万1千人。 2024年1月から、井戸でくみ上げていた温泉に泥や砂が混じるようになったため、給湯を停止。設備の老朽化などが原因とみられ、1月下旬から沸かし湯での営業に切り替えていた。 市は8月の時点で、新たな井戸を掘るには2億円ほどの経費と1年8カ月の期間が必要だとし、「遅くても年内に結論を出したい」としていた。