ディズニー「ネトフリからスター略奪」の新作群 主役級の韓国俳優たちがシンガポールに大集結
登壇時、ディズニープラスの作品に初めて出演することに言及した役者も多く、スター中のスターであるキム・スヒョンでさえも「ディズニープラスと初めての共同作業で、このようなショーケースにも参加し、シンガポールで楽しい時間を過ごせて幸せです」と、新鮮な気持ちを露わにしていました。 キム・スヒョンはアジア通貨危機直後の2000 年代初頭を舞台にした出演作「ノックオフ」(2025年中に配信予定)で、違法のブランドコピービジネスに手を染めるようになった主人公ソンジュンの役柄についても触れ、「涙の女王」と比較しながら「甘くて暖かいキャラクターとは違い、今回は冷たく、現実的に生きる人物を演じています」と発言する場面もありました。
ディズニープラスおなじみの俳優がいないわけではありませんでした。超能力者ファミリーが激しい闘いを繰り広げるディズニープラスのヒットドラマ「ムービング」のメインキャストの1人、リュ・スンリョンもシンガポール発表会に参加していました。出演する1970年代の韓国を舞台にしたクライム・アクションの新作「パイン ならず者たち」(2025年独占配信)も話題作になりそうです。 ■TOP15の中、9本が韓国作品 そもそもアジア太平洋地域全域でNetflixはトップシェアを誇りますから、過去の出演作にNetflix配信作品が並ぶのは当然。それでも、ディズニープラスが自力でヒットさせた「ムービング」の勢いはしっかり押し出された印象です。「ムービング」はNetflixでもなければ、プライム・ビデオでもないディズニープラス韓国発オリジナルのイメージを確立し、時代や地域を超えて万人受けするストーリーとアクションで差別化に成功したからこそ、今回の発表会でカギを握る作品と言えるものでした。
「ムービング」の原作者であるカンフル自ら登壇し、カンフルが脚本も手掛けた新作ドラマ「照明店の客人たち」(2024年12月4日から独占配信)も目玉作品の1つとして紹介されました。再び看護師役を演じるパク・ボヨンが貫禄増すチュ・ジフンと共演し、生と死の境目を彷徨う人々を扱うホラージャンルで挑戦します。 さらに、「ムービング」シーズン2の制作が決まったことも発表されました。ウォルド・ディズニー・カンパニーでアジア太平洋地域のコンテンツを統括するキャロル・チョイから明かされ、韓国作品の制作に力を入れていることが強調されました。