FAの菊池雄星は「今オフ争奪戦が激しくなる投手の一人」 GM会議でボラス氏
【サンアントニオ(米テキサス州)6日(日本時間7日)】米大リーグの球団幹部や代理人が集まるゼネラルマネジャー(GM)会議の2日目が開催され、大物代理人のスコット・ボラス氏(72)がメディア対応し、アストロズからフリーエージェント(FA)になった菊池雄星投手(33)について現状を説明。複数年契約を結ぶことに自信を示した。 「菊池は今オフ争奪戦が激しくなる投手の一人だ。彼は今季のパフォーマンスで先発1、2番手のレベルで投球できることを証明した。彼の注目度は非常に高い。年数が多い複数年の契約になるだろう」 メジャー6年目の今季、22試合で移籍後最多となる175回⅔を投げ、9勝10敗、防御率4・75の成績を残した。7月末のトレードでは、ブルージェイズからアストロズに移籍。アストロズでは10試合で5勝1敗、防御率2・70の好成績。GM会議の会場で5日(同6日)、アストロズのブラウンGMは「ここ(アストロズ)でいい成績だった。戻ってきてほしい。代理人とも話し合いをしている」と再契約に前向きともとれるコメントをしていた。 ボラス氏は「アストロズだけなく、多数の球団が既に菊池にオファーを提示している」と明言。交渉中の具体的な球団数について「そこはいえないが、たくさんだ、ということは言える。たくさんの球団から既に連絡をもらってミーティングを続けている」と菊地の人気ぶりをアピールした。