小林脩斗騎手が5カ月ぶりに調教騎乗を再開 1月に落馬負傷
1月8日の調教中に落馬して、左後十字靱帯(じんたい)断裂と肋骨(ろっこつ)骨折の重傷を負った小林脩斗騎手(22)=美・奥平=が11日、5カ月ぶりに美浦トレセンでの調教騎乗を再開した。この日は自厩舎に所属する1頭の調教に騎乗し、感触を確認。「違和感なく乗れました。馬に乗れるありがたみや楽しさを改めて感じましたし、やっぱり馬に乗ることが好きですね」と笑みを浮かべた。 減量制度適用の最終年となるデビュー5年目。「危機感を持って今年に入った」が、新年早々に大けがを負った。「絶望感しかなかったです。先が見えなくて、今までで一番つらかった。前走で自分が乗っていた馬や依頼を受けていた馬が勝ったりするとめちゃくちゃ悔しくて、初めの方は競馬が見られなかった」と苦悩の時期が続いた。しかし、地道なリハビリを乗り越えて、先月から競馬学校や乗馬苑での騎乗を再開。「競馬学校で教官に会ったりして初心を取り戻せたし、振り返れば自分を見つめ直すいい期間にもなりました」と前向きにとらえた。 レースには来週22日東京での復帰を目標としており、「もうばっちり追えるようになりました。結果を出せるように頑張りたい」と意気込んだ。