酒に酔って病院で大暴れ 女性市議(48)が辞職表明 愛知・津島市
中京テレビNEWS
酒に酔って路上に倒れていた愛知県津島市の女性市議。搬送先の病院で、研修医の胸ぐらをつかむなど大暴れしました。会見で語ったことは。
津島市 松井由美子 市議: 「謝っても謝りきれない行動を起こしたことをうけて、本日をもって辞職をしたいと思います」 声を震わせながら頭を下げたのは、津島市議会の松井由美子議員(48)。去年4月に共産党から初当選した新人議員ですが、議員活動を始めてわずか1年8か月。 病院で研修医らに暴行したことが発覚し、20日、辞職願いを提出したのです。
ところが…。 松井 市議: 「記憶が定かじゃないので、お答えすることができないんですけど、病院内での行為がまったく記憶にない。本当に記憶がなかったので、自分がそういった行動をしたことに本当に驚き」 暴行した当時の“記憶が無い"と繰り返す松井市議。 記憶から抜け落ちていた時間に起きていたこととは…。 松井 市議: 「市内の居酒屋さんで飲みました」
事の始まりは今月13日の深夜。 津島市によると、松井議員は酒に酔った状態で路上に倒れていたところを近隣住民に発見され、救急隊によって、津島市民病院へ搬送されました。 研修医が診察をしようとすると、突然、興奮。上体をおこし、研修医の胸ぐらをつかんだというのです。 このとき、白衣のポケットが破れましたが、ケガはなかったということです。 暴行はこれだけにとどまらず、看護師や救急隊をベッドの上から蹴ったといいます。 看護師は胸と背中に、全治1週間の打撲を負いました。 その後、歩いて帰宅したという松井市議。自身も両手・両膝の擦り傷や唇を切るなどのけがをしていたということです。
当時のことについて、20日の会見で。 松井 市議: Q.当日どなたと、どれくらい飲んだ 「友人と食事をしながら、話をしながら飲んでいたので 、どのくらいかは記憶が定かでないので、お答えすることはできないですが」 Q.何を飲んでいた 「種類はビールです、(ビール)だけです」 お酒はたまにしか飲まないという松井市議。 酒癖については? 松井 市議: 「今までこういった経験は初めてです。ないです」
暴行を受けた研修医らは警察に被害届を提出、松井議員からの謝罪は受け入れていないということです。 20日の会見をうけて、病院側は「コメントすることはない」としています。 松井 市議: 「記憶がないとはいえ、市民を守る立場の議員である私の行動が市民を傷つけてしまったことに対して、辞職をもっておわびをしたい」 Q.今後の酒との付き合い方 「一切お酒を飲まない、絶つという思いです」 今後、自身が倒れていた経緯や身体の異常などについて調べていくとしています。