ドイツ、野党CDU・CSUが支持率32.3%でリード維持-世論調査
(ブルームバーグ): ドイツで来年2月23日に予定されている総選挙に向けた最新の世論調査では、野党のキリスト教民主同盟・社会同盟(CDU・CSU)が前週よりわずかに支持率を落としたものの、依然として大きくリードを保っている。
ブルームバーグがまとめた世論調査の平均値によると、18日までの7日間で、首位のCDU・CSUの支持率は32.3%と、前週の33.0%からやや後退した。極右「ドイツのための選択肢(AfD)」が18.8%で2位、ショルツ首相の社会民主党(SPD)は15.8%で3位となっている。
メルツCDU党首率いる保守系野党が選挙に勝利する場合、下院で過半数を確保するには、少なくとも他1党との連立を組む必要性が生じるのはほぼ確実。連立相手として最も可能性が高いのが、SPDと緑の党だ。
ドイツでは6日、ショルツ氏が緑の党と自由民主党(FDP)との3党連立を解消したため、総選挙を行うことになった。 ショルツ氏は当面、緑の党との少数政権にとどまることになる。
CDU・CSUの平均支持率は、2021年の前回選挙での結果を8.9ポイント上回る。1月に結党された極左「ザーラ・ワーゲンクネヒト(BSW)」は前週比で1.5ポイント上昇し、最も支持率を伸ばした。
原題:German Conservatives Maintain Lead in Election Polling Average(抜粋)
(c)2024 Bloomberg L.P.
Bloomberg News