国際陶磁器フェスティバル美濃の開会式に出席された秋篠宮家の次女佳子さま＝１８日午前１１時２２分、多治見市東町、セラミックパークＭＩＮＯ（撮影・堀尚人）

　3年に1度の焼き物の祭典「国際陶磁器フェスティバル美濃」が18日、岐阜県多治見市東町のセラミックパークMINOを主会場に開幕した。開会式には、実行委員会名誉総裁に就任した秋篠宮家の次女佳子さまも出席された。同フェスは11月17日まで。 【写真グラフ】佳子さまの岐阜訪問 　佳子さまは約200人を前にあいさつ。メイン催事の公募展「第13回国際陶磁器展美濃」の会場を17日に視察したことに触れ「作家が作品に込めた思いを深く感じ、斬新な作品の独創性に驚いた」と振り返り、「ぜひ多くの方々が来場し、さまざまな形で陶磁器を楽しんでほしい。陶磁器の未来を担う人々がフェスティバルから刺激を受け、一層力強く羽ばたくことを願います」と話された。 　実行委会長の古田肇知事は「過去最多の応募を頂き、世界最大級の国際展となったのは感慨深い。長く忘れ得ぬ大会となるよう祈念する」と語った。 　式では公募展の入賞者の表彰が行われた。テープカットもあり、佳子さまは古田知事やグランプリ、金賞の受賞者らと並び、かけ声に合わせはさみを入れた。 　同フェスは1986年から開き、13回目。公募展には入賞、入選した25の国・地域の作家の203点が並ぶ。他に美濃焼と花、音、食、人をテーマにした催しなどが繰り広げられる。 （小森直人）