【ふたご座流星群】9日(月)夜の天気 月明かりの影響を避けるには?【観察&撮影のポイント/スマホで流星を撮るには】2024
■ふたご座流星群 出現期 始まりました! 『ふたご座流星群』は年間最大の流星群で、毎年一定して多くの流星が見られ、《極大期》には1時間あたり60個と予想される三大流星群のひとつです。 《流星出現期間》は4日(水)~20日(金)、最も多くの流星が期待できる《極大期》は14日(土)未明と予想されています。 【写真を見る】【ふたご座流星群】9日(月)夜の天気 月明かりの影響を避けるには?【観察&撮影のポイント/スマホで流星を撮るには】2024 ■見やすい時間帯はいつ?どこで? 国立天文台によると、ふたご座流星群は、夕方から明け方まで流れ星を見るチャンスがありますが、午後9時頃からが好条件となります。午前2時頃には、放射点がほぼ天頂に位置するため、流れ星が真上から降ってくるように見られます。 観察は周囲に街灯や建物の灯りなど、人工のライトが少ない場所が適しています。 ■ふたご座流星群を見るには 方角は 放射点がある「ふたご座」を見つけましょう。方角は東の空です。スマートフォンのコンパスアプリで方角を探せます。 1)まず「オリオン座」を探します(”3つ並ぶ星”が目印)。その左側に「ふたご座」があります。 2)他には「冬の大三角」も目印になります(ペテルギウス・プロキオン・シリウス)の左側です。 3)放射点が分からなくても気にすることはありません。放射点付近を中心に空全体を見渡すように観察しましょう。 ■観測の注意点&撮影のコツ 防寒対策、そしてトイレの対策は必要ですが、それ以外では・・・。 1)目を暗がりに慣らすために最低15分は粘りましょう。 2)首を上に向けてじっと空を見るのは大変です。イスや寝袋などを準備すると便利です。 3)写真を撮る方は、絞りは開放、ISO1600~3200、シャッタースピードを15秒~30秒ぐらいに設定しましょう。流星はあっという間に流れます。予測するのは難しいので、連写やインターバル撮影でチャンスを稼ぎましょう。 暗い場所では周囲の安全確認が難しくなります。事故には気を付けてください。 ■《極大期》は月明かりの影響が・・・ 『月の満ち欠け』と『ふたご座流星群』の出現時期をまとめました。 『月』は12月1日(日)が新月で、15日(日)が満月です。 流星数は《極大期》にかけて徐々に増えていきますが、残念なことに、月明かりの影響が増してくるでしょう。 極大期が満月直前で条件的にはあまり良くありませんが、『ふたご座流星群』は明るい流星も多く流れるため、国立天文台は『月明かりに負けない明るい流れ星を観察しよう』『東京付近でも極大期には、1時間に約40個期待できる』としています。
今週からの観察では『月明かり』の影響が大きくなるでしょう。 月明かりを避けるには、「月の方を見ず」に「月と反対側の暗い空を見る」ようにしましょう。他には、月が空高くにあるときには低い空を見たりするのも良く、 月が沈む、翌日の午前0時以降観察するのもおすすめです。 ■9日(月)夜~10日(火)明け方の天気/週間予報 冬は雲が広がり、雨や雪の日が続きやすい日本海側でも、日付が変わるころから、富山県から南の日本海側でも晴れる時間がありそうです。 大平洋側は、観測できるところが多いでしょう。 《9日午後8時~翌10日午前5時の1時間ごとの天気》《16日間予報》をエリアごとに画像で掲載しています。
南日本放送