グランパス下部組織出身の新潟GK・小島亨介、”古巣”に敬意を表しつつ「何が何でもてっぺん取る」ルヴァン杯決勝に向け闘志
名古屋グランパスは2日、新潟とのルヴァン杯決勝(東京・国立競技場)に臨む。優勝すれば、2021年以来3年ぶり。1日は会場の国立競技場で両チームが最終調整した。 楽しい思い出もつらかった日々も、すべて忘れて挑む。グランパスの下部組織出身の新潟のGK小島亨介は「下部組織でお世話になったクラブなので自分の原点」とタイトルを懸けて戦う”古巣”に敬意を表しつつ、「気持ちの変化はない。何が何でもてっぺんを取りたい」と闘志を燃やした。 中学でグランパスの下部組織に入団。高校まで愛知・豊田スタジアムのお膝元の豊田市で育ち、県の名物料理「ひつまぶし」をこよなく愛する。ただ、新潟にとっての初タイトルを懸けて戦う舞台に向けて「目の前の試合に懸けるという思いが一番強い」と、あえて意識から「グランパス」の5文字を消し去った。 開幕前から今季の個人的な目標に「タイトル」を掲げていた。高卒でグランパスを巣立ってから約10年。昨年には日本代表にも選出された27歳が、「育ててくれた」と恩に着る相手に有言実行を果たす時が来た。
中日スポーツ