2024年6月から増額!厚生年金・国民年金の仕組みとは?年金振込通知書や平均受給額を徹底解説
要チェック!「年金振込通知書」とは?
毎年6月、年金受給者の元に届く「年金振込通知書」は翌年4月までの具体的な年金受給額を確認するための重要な書類です。 この通知書には、詳細な受給額が記載されており、老後の生活設計において非常に役立ちます。 通知書が届いたら、必ず内容を確認し、正確な受給額を把握しましょう。
2024年の年金支給日カレンダー
公的年金は2ヶ月に1度、偶数月の15日に支給されます。 ただし、支給日が土日・祝日にあたる場合は直前の平日が支給日となります。 ●2024年の年金支給日と支給対象月 ・2024年2月15日(木):2023年12月分・2024年1月分 ・2024年4月15日(月):2024年2月分・2024年3月分 ・2024年6月14日(金):2024年4月分・2024年5月分 ・2024年8月15日(木):2024年6月分・2024年7月分 ・2024年10月15日(火):2024年8月分・2024年9月分 ・2024年12月13日(金):2024年10月分・2024年11月分 年金支給日を把握しつつ、計画的に生活設計を行いましょう。 厚生年金の平均受給額を男女別に徹底解説! 厚生年金の平均受給額について、厚生労働省の「令和4年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」を基に詳細を見ていきましょう。 ●厚生年金の平均年金月額 〈全体〉平均年金月額:14万3973円 ・〈男性〉平均年金月額:16万3875円 ・〈女性〉平均年金月額:10万4878円 ※国民年金部分を含む まず、厚生年金全体の平均受給額は月額14万3973円となっています。しかし、男女間では受給額に大きな差が見られます。 男性の平均受給額は女性よりも約6万円高く、経済的な差が浮き彫りになっています。 次に、月額14万円以上を受給している人の割合を見てみましょう。 ●【厚生年金】受給額ごとの人数(1万円刻み) ・1万円未満:6万1358人 ・1万円以上~2万円未満:1万5728人 ・2万円以上~3万円未満:5万4921人 ・3万円以上~4万円未満:9万5172人 ・4万円以上~5万円未満:10万2402人 ・5万円以上~6万円未満:15万2773人 ・6万円以上~7万円未満:41万1749人 ・7万円以上~8万円未満:68万7473人 ・8万円以上~9万円未満:92万8511人 ・9万円以上~10万円未満:112万3972人 ・10万円以上~11万円未満:112万7493人 ・11万円以上~12万円未満:103万4254人 ・12万円以上~13万円未満:94万5662人 ・13万円以上~14万円未満:92万5503人 ・14万円以上~15万円未満:95万3156人 ・15万円以上~16万円未満:99万4044人 ・16万円以上~17万円未満:104万730人 ・17万円以上~18万円未満:105万8410人 ・18万円以上~19万円未満:101万554人 ・19万円以上~20万円未満:90万9998人 ・20万円以上~21万円未満:75万9086人 ・21万円以上~22万円未満:56万9206人 ・22万円以上~23万円未満:38万3582人 ・23万円以上~24万円未満:25万3529人 ・24万円以上~25万円未満:16万6281人 ・25万円以上~26万円未満:10万2291人 ・26万円以上~27万円未満:5万9766人 ・27万円以上~28万円未満:3万3463人 ・28万円以上~29万円未満:1万5793人 ・29万円以上~30万円未満:7351人 30万円以上~:1万2490人 ※国民年金部分を含む 厚生年金受給者のうち、月額14万円以上を受給している人は全体の52.1%に達しています。 つまり、半数以上の受給者がこの基準を満たしていることになります。 このデータからも分かるように、年金受給額には個人差があり、自分の将来の受給額を正確に把握することが重要です。