『源氏物語』重版決定、彰子の心の扉も開いたまひろ…美しい思い出を描いた道長の贈り物にSNSも涙【光る君へ】
「彰子様がしゃべったあああ」その理由を推測する声
たった8日でお家に戻ることになり、宮廷務めは時間の無駄だったか? と思いきや、彰子との出会いは、まひろには大きな収穫だった。女房たちの目を巧みに盗んで、敦康親王(池田旭陽)にこっそりおやつをあげたのを見て、ただの大人しい姫君ではないことを見抜き、さらに「冬が好き」「空の色が好き」という、父親すらも知らなかった情報まで引き出すことに成功。将来固い絆で結ばれる主従の本格的なコンタクトに、SNSも大盛り上がり。 「彰子様がしゃべったあああ」「他の女房は『そこは寒いので部屋の方へ』と彰子様を動かしているけど、まひろは『火鉢をお持ちしましょうか』と、あくまでも彰子様のしたいことを維持する方向で提案している。そりゃあ彰子様も『この人は余人と違う』と思って本当の好みを話すよね」「まひろを見定める陰キャ女子ならではの『あ・・・このひと私を傷つけない』レーダーの精度、素晴らしかった」など、その理由を推し量るようなコメントも見られた。 そしてまひろの物語は見事に一条天皇の心をとらえ「皆に読ませたい」という言葉まで引き出した。これにもSNSは「読み切りでお終いかと思ったら、連載決定からの増刷」「『朕のみが読むには惜しい』やりました! まひろ先生重版出来!」「一条帝は好きなものは自分1人でしまっておくタイプじゃなくて、布教するタイプ。これは枕草子でもそうだったな」「お上、中宮様と回し読みして! あと青いお着物を買ってあげて!」という喜びの言葉が続々とあがっていた。
ウイカも思わず「泣けた」と呟いた、プレゼントのシーン
しかし視聴者がもっともワッショイしたのは、道長がまひろに贈った檜扇に、かつての自分たちの姿を映したような絵が描かれていたのを見たときだろう。あの川辺での出会いが2人の原点だったという、それを確かめるような、あるいはすでに懐かしむような道長の思いには、まひろならずとも胸にこみ上げてくるものがあったはず。今回はいろいろ盛り上がりポイントの多い回だったが、最高瞬間風速は間違いなくこのプレゼントの瞬間だった。 「1話で逃げてしまったまひろちゃんの小鳥が、33話で道長くんがプレゼントした扇の中で見つかるとか、なんというキュンの伏線回収!!」「二人しか知り得ない思い出。こんな贈り物泣くに決まってる」「出会った頃の気持ちと変わらないなんて永遠の愛じゃん」「道長くんからもらった思い出扇で口元隠すまひろちゃん、早く見たい」などの声に混じり、ききょう(清少納言)役のファーストサマーウイカまで「扇のところマジあはれすぎ泣けた」と自身のSNSで思わずつぶやいていた。