「関東大震災」「阪神大震災」「東日本大震災」発生時のジンクスにネットがザワめく複雑理由
27日の衆議院選挙で15年ぶりに与党が過半数割れになった。一方で立憲民主党は大きく議席を伸ばしたが、ここで関心事は特別国会で行われる総理大臣指名選挙だろう。野党による政権交代が実現するかに注目が集まるが……。 【写真】立憲民主党「躍進」の盲点…衆院選で比例票増えず「批判の受け皿=支持ではない」と識者指摘 SNSでは「自民党にお灸を据えたい」と願う一方で複雑な声があがる。これが政権交代と過去の大地震のジンクスだ。 《政権交代すると大地震が起きるジンクスがあるらしい。もし政権交代したら #南海トラフ巨大地震 ?或いは #首都直下地震 ?ジンクス通りなら恐ろしいなぁ》《腐敗自公が崩れるのは良いことだが、政権交代したら大地震に注意》《大地震自体は起きてるけど、日本中に大影響を与えた大震災は確かに政権交代後に来るんだよな》《自民党議員をビビらすには良いんだけども政権交代すると大地震が起きるんだよね~そこが一番の心配事》 1900年代以降の被害者数および経済損失が上位3の巨大地震と政治状況の関連が話題にあがっているのだ。 1923年9月1日の関東大震災(M7.9)は死者・行方不明者10万5000人、被害総額約46億円の甚大な被害をもたらした地震だ。この時、内閣は不在だった。首相だった加藤友三郎が地震8日前の8月24日に病死。引き継いだ山本権兵衛が組閣を進めている途中で発生している。 2011年3月11日には東日本大震災(M9.0)が発生し、死者・行方不明者2万2000人を超え、被害総額は約20兆円にのぼる。この時は菅直人元首相の民主党政権だった。そして1995年1月17日の阪神淡路大震災(M7.3)の時の首相は村山富市氏。この時、自民、社会、新党さきがけの三党連立政権だった。死者・行方不明者は6400人超、被害損失は約10兆円だ。 もっとも、災害に規模の大小はないし、自民党政権時には熊本地震や能登半島地震も発生している。それでもSNSで懸念されているのは、25年7月に不穏な噂が出回っているからだ。 「大災害は2011年3月」と東日本大震災を的中させた漫画家のたつき諒氏の漫画『私が見た未来』に、「25年7月に大災難が起きる」と記述されているためで、今年8月に臨時情報が発表された「南海トラフの巨大地震」を思い起こした人が多いようだ。 もちろん科学的根拠はない。杞憂に終わればいいが……。 ◇ ◇ ◇ 巨大地震の前兆はどうやって知る? 関連記事【もっと読む】「南海トラフ地震臨時情報」初の発表…改めて知っておきたい関東大震災・阪神淡路大震災の“前兆”とは?…に詳しい。