「飲酒ばれるの怖かった」死亡ひき逃げで逮捕の男 ビールなど5杯以上か 同乗の男も逮捕 山梨
11月に昭和町で起きた死亡ひき逃げ事件で、運転していた男がビールなどを5杯以上飲み、「飲酒がばれるのが怖かった」などと話していることが分かりました。また、警察は男が酒を飲んでいると知りながら、事故前に同乗していた友人の男も逮捕しました。 【写真を見る】「飲酒ばれるの怖かった」死亡ひき逃げで逮捕の男 ビールなど5杯以上か 同乗の男も逮捕 事故は2日午前1時50分ごろ、昭和町西条の県道で軽乗用車が前を走行していた自転車に衝突したもので、中央市中楯の会社員、佐野公昭さん(55)が死亡しました。軽乗用車はそのまま逃走しましたが、運転していた甲府市国母4丁目の自称・土木業、丹沢黎紅容疑者(23)が警察に出頭し、ひき逃げなどの疑いで逮捕されました。 捜査関係者によりますと、丹沢容疑者は出頭時、飲酒運転について否定していましたが、その後の調べに対し、「酒を飲んでいたことをばれたくなかった」などと話していることが新たに分かりました。丹沢容疑者は事件当日、甲府市内の飲食店で複数の友人とビールなど5杯以上飲んでいたということです。 警察は11月16日、丹沢容疑者の立ち合いの下、雨が降っていた事件当時の現場を再現して実況見分を行うなど、詰めの捜査を進めています。 また、警察は20日、事故直前まで丹沢容疑者の車に同乗していたとして、市川三郷町市川大門の自称・会社員、向山蒼空容疑者(21)を道路交通法違反(酒気帯び運転同乗)の疑いで逮捕しました。 警察によりますと、向山容疑者は2日午前0時半ごろ、甲府市上石田4丁目で丹沢容疑者が酒気帯びの状態だと知りながら、車で自らを運送することを依頼し、同乗した疑いが持たれています。 警察は向山容疑者のほかにも同乗者がいた可能性もあるとみて調べています。