第14回全国人民代表大会第2回会議での、チベット自治区代表団による公開セッション（提供写真）。

【東方新報】チベット自治区（Tibet Autonomous Region）の厳金海（Yan Jinhai）主席が6日の第14回全国人民代表大会（全人代）のセッションの中で、同区が2025年までに世界で最も標高が高く、最も大きな国立公園を建設する計画を披露した。 　計画されている公園は青海チベット高原の「羌塘（Qiangtang）国家級自然保護区」のことで、その面積は約29万8000平方キロに及び、これは米国の有名なイエローストーン国立公園（Yellowstone National Park）の約37倍の大きさだという。 　厳主席は「チベットは世界で最も良好な生態環境を維持している地域の一つで、この区の約36パーセントの面積が自然保護区に指定されています。自治区政府はその環境と生物多様性の保護を非常に重視しており、生態環境保全は常に最優先事項です」と強調した。(c)東方新報/AFPBB News ※「東方新報」は、1995年に日本で創刊された中国語の新聞です。