新型コロナ専門家会議 脇田座長らが会見(全文3)希望の光が見えたかも
一度皆さんで考えてもらいたい
それには皆さん、いろんな影響があって、科学者の端くれとして、大変ご不便をお掛けしたことをおわびしたいと思うんですけども、その影響で感染者数というのに減少があるかもしれないと。こういう対策をすると減少するかもしれないということが、少しだけ、希望の光として見えたかもしれないと思っています。 今後、市民の皆さんに考えてもらいたいんですね。今減らせる大規模イベントをやめておく、今減らせる接触をみんなで協力をして減らすということをすることで、それが、長期間流行は持続しますので、長時間それを続けられるような持続可能なものを見つけながら、社会経済活動の機能も最低限維持できるレベルというのをみんなで見つけると、もしかすると切り抜けられるかもしれないです。 なので今、ここで一気にせきを切って接触をするのかどうかというのは、一度皆さんで考えてもらいたい、そういう機会があるといいなというのは、科学的に、個人的な意見ですけども、思っています。今、このままの状態で、せっかくの希望の光が見えたところなんですけども、分析のところでお話をしましたけれども、欧州とアメリカと東南アジアで流行が拡大していますから、そこから感染者は、これまでの中国と比べものにならないレベルで日本にやってきます。これだけはどうしても止めることができませんので、このまま丸腰で受けると大規模流行が起こります。 なので、あまり残されている時間はないんですけれども、以上のようなことを基に、皆さんでここから一度社会経済活動を元に戻すのかどうかというのは、一度みんな向き合って考えてもらいたいなと、憂慮すべき状態です。それを基に考えてもらいたいなと思っています。 【書き起こし】新型コロナ専門家会議 脇田座長らが会見 全文4に続く