レアル・マドリード主将ナチョ、サウジアラビア移籍へ…アル・イテハドと年俸34億円の2年契約を結ぶ見込み
レアル・マドリードの主将DFナチョ・フェルナンデス(34)が、サウジアラビアのアル・イテハドに移籍する見込みとなった。スペイン『マルカ』が報じている。 今季限りでレアル・マドリードとの契約が切れる状況で、延長か退団か去就について迷っていたナチョだが、『マルカ』によればクラブを「去ることをほぼ決めた」とのこと。その移籍先は、元レアル・マドリードFWカリム・ベンゼマもプレーするアル・イテハドになるという。 当初は移籍するならばアメリカのメジャー・リーグ・サッカー(MLS)に向かうと噂されていたナチョだが、先週にアル・イテハドのラモン・プラネス(スポーツディレクター)と話し合いの場を持ち、サウジアラビアに針路を変えた様子。レアル・マドリードでの推定年俸が550万ユーロ(約9億3000万円)だった同DFは、アル・イテハドと年俸2000万ユーロ(約34億円)の2年契約を結ぶことになるようだ(なおかつ収入の約半分を所得税で引かれるスペインと比べて、税制的な恩恵を享受できる)。 ナチョは11歳の頃にレアル・マドリードの下部組織に入団し、それからこれまで同クラブ一筋でプレーし続けてきた“ワン・クラブ・マン”だ。今季は前半戦こそ出場機会に恵まれなかったものの、DFエデル・ミリトンに続きDFダヴィド・アラバまで長期離脱を強いられたことで出番が増え、これまで同様にピッチに立てば期待に応えるプレーを披露。DFラインからチームを支えてラ・リーガ、チャンピオンズリーグ優勝に貢献し、主将として自らトロフィーを掲げている。