炊き込みご飯は「土鍋」で炊くと格別! めんつゆとごま油で香り豊かな「れんこんと牛肉の土鍋ごはん」【ドラマ飯】
最近「土鍋」、使ってますか? そういえばキッチンの奥の方にしまい込んだまま、という方も多いのではないでしょうか。 【画像で確認】苦手な野菜もこれで克服!? めんつゆ+バターで炒めるとなんでも絶品…! わが家も昨年の冬以降、土鍋は出していなかったのですが、先日BS松竹東急「めんつゆひとり飯2」の第6話に登場した「れんこんと牛肉の土鍋ごはん」を見て、久々に作る意欲が湧いてきました。 土鍋ごはんって、案外簡単に作れるんですよ! ■沸騰したら弱火で15分。火を止めて10分蒸らせばできあがり! 「土鍋」で炊いたごはんがおいしい理由。 それは、金属製の鍋に比べて、温度の上がり方がゆるやかなので、じわじわと加熱している間にお米本来の甘みが十分に引き出されるからなんです。 そしていったん温まると冷めにくいため、蒸らしている間も高温をキープ。余分な水分をとばして一粒一粒がつやつやでふっくらと炊きあがるんですね。 とはいえ「めんつゆひとり飯2」の主人公の面堂露(めんどうつゆ・鞘師里保)は、超がつくほどのめんどうくさがり。露が率先して土鍋でごはんを炊くとは思えなかったのですが、露が勤める通販会社の社内で土鍋ごはんの話題になった時、露が土鍋を持っていることが発覚! 露が一人暮らしを始めた際に、料理好きの父が持たせてくれたそうです。 その話を聞いた広報室のゆずな(桃月なしこ)は、来月から販売する土鍋の宣伝に、露がお父さんへの愛を込めて作った土鍋ごはんを会社のサイトに載せる事を提案。社長も賛同し、露はしぶしぶ土鍋ごはんを作ることになります。 追い詰められた露は姉の草子(筧美和子)に助けを求めますが、断られてしまい…。 仕方なく「心の十越(とごし)さん」と一緒に作るのですが、これがなんと大成功!! めんどうくさがりな性格の露でも上手に作ることができたレシピがこちらです! れんこんと牛肉の土鍋ごはん 【材料・1人分】 牛肉(カット済みのサイコロ状)…100g れんこん…80g 米…2合 にんにく…1/2~1片 水…400cc弱 酒…10cc ごま油…小さじ2 めんつゆ(3倍濃縮)…70cc ブロッコリースプラウト…適量 韓国のり…適量 塩こしょう…少々 油…適量 1.お肉に軽く塩こしょうをしておきます。れんこんはお肉と同じくらいの大きさに切ります。 2.フライパンに油をひき、スライスしたにんにくを入れて牛肉とれんこんを炒めます。 3.牛肉の半分はレア状態でお皿によけておきます。 (炊きあがってから、あとのせする分) 4.浸水済みの米の入った土鍋に酒、ごま油、めんつゆを入れて軽く混ぜ、炒めた具材を上にのせてふたをして中火にかけます。 5.しっかり沸騰したか確認したら、弱火で15分加熱。 6.15分経ったら、火を止めて10分蒸らします。 ※蒸らす前に水気がなくなっているか確認を! 水気が残っているようであれば、弱火で1~2分ごとに確認しつつ、水気がなくなるまで火にかけて 7.土鍋のふたを開けて、3でよけておいたお肉を入れ、ブロッコリースプラウトと韓国のりをちぎって入れればできあがり。 土鍋にたっぷりのごはんが炊きあがりました。 しゃもじを入れると、つやつやの炊き込みごはんがお目見え! 大きめの具がゴロゴロ入って、なかなかのボリュームです。 炊きたてをほうばってみて、つくづく実感。やっぱり土鍋で炊いたごはんは格別です。1粒1粒がめんつゆとお肉のうまみを吸って、もっちりとした炊き込みご飯に仕上がっています。 底の方にはしっかりとおこげも! 炊いているときからこうばしい香りが部屋に漂っていましたが、このおこげこそ、土鍋ならではの醍醐味ですよね。 めんつゆを使った炊き込みご飯は作ったことがあるものの、今回のレシピはごま油やにんにくを効かせているので、それとは全くの別もの。めんつゆはごま油や香味野菜とも相性がいいんですね! ■苦手な野菜はめんつゆ+バターで炒めるべし! 物語の後半は、「ピーマンのめんつゆバター炒め」がバズった話題から始まります。 食べにくい野菜ほどめんつゆバターが合う…と思った露は、同僚の白田舞(しろたまい・三原羽衣)の苦手な野菜が「ゴーヤ」であることを聞き、舞のために、めんつゆバターのゴーヤチャンプルを作ることに! そのレシピがこちらです。 めんつゆゴーヤチャンプル 【材料・2人分】 ゴーヤ…1/2本 豚の小間切れ肉…100g 木綿豆腐…1丁(200g) 卵…1個 めんつゆ(3倍濃縮)…40cc みりん…20cc バター…10g 油…少々 塩…少々(ゴーヤ塩もみ用) 塩こしょう…少々(豚肉用) 【作り方】 1.ボウルにスライスしたゴーヤを入れ、塩をまぶして軽くもみ、5分ほどおきます。さっと水洗いしてザルにあげ、キッチンペーパーで水気をしっかりふきとります。 2.豚肉に軽く塩こしょうをします。 3.少量の油をひき、豚肉を炒め、全体が白っぽくなったらバターとゴーヤを入れて炒め、水切りした豆腐をちぎり入れて焼き色をつけます。 4.めんつゆとみりんを入れます。溶き卵をすばやく回し入れて、豆腐がくずれないように炒め合わせたらできあがり。 苦みの強いゴーヤも、「めんつゆ」+「バター」で炒めると、俄然食べやすい一品に! 意を決して口に運んだ舞も、「めんつゆバターの甘みのおかげで、だめだった苦みがアクセントになってる!これなら食べられそうです!」と満面の笑みを浮かべていました。 ちなみにめんつゆバターは、野菜の炒めものはもちろん、うどんやパスタ、おもちなんかの味つけにもおすすめ! 焼き野菜(これからの季節は、長いもやかぶ、じゃがいもなど!)にも抜群に合います。 * * * めんつゆはごま油やバターと合わせることで、うまみとコクがぐんとアップ! 上手に使いこなせば、”ラクしておいしい”料理の幅がもっと広がりますよ。 調理・文=斉藤久美子