[山口県]5年ぶり格闘技DEEP参戦へ 周南「毛利道場」の毛利昭彦代表「いいものを見せたい」
周南市住吉町と平和通で総合格闘技・ジム「毛利道場」を主宰する毛利昭彦代表(49)が11月4日、東京都の後楽園ホールである格闘技大会DEEPに出場する。同道場には人気格闘技大会「RIZIN」で活躍する摩嶋一整さん(32)も所属。「摩嶋選手の師匠」としても広く知られる毛利代表は「50歳目前だが気持ちは昔と変わらない。練習も継続でき、追い込めているので体力的にも問題ない。いいものを見せたい」と闘志を燃やす。 昨年、プロデビュー20年を迎え、戦績は12勝10敗1分け。道場の運営や後進の指導に軸足を置いており、DEEP参戦は2019年以来5年ぶり。前回は柔道出身の小見川道大選手と戦い、3ラウンドでTKО負けを喫した。「過去一番のダメージがあった。骨折もして、悔しさが最も強く残った試合」と振り返る。「けがを治してすぐ次の試合をしたかった」が、新型コロナウイルス禍などで機会に恵まれなかった。 今大会の相手はパンクラスイズム横浜所属で同じ年齢の近藤有己さん(49)。毛利代表が尊敬する選手の一人で「第一線で活躍しているレジェンド。階級が違うこともあるが、自分が手の届くような選手ではなかった」と評し、今回、自身の階級を66キロ級から73キロ級に上げてでも戦いたかったという。 試合は5分2ラウンド。「自分は打撃、寝技、接近なんでもできるスタイルなので、どんな形になろうが倒しにいく」と意気込む。会場には地元山口から約30人の応援団が駆け付ける予定で、「総合格闘技で生きてきた。始めた当初から今まで支えてきてくれた人に元気を与え、恩返しをしたいので勝ってきます」と力強く語る。