「地元に恩返ししたかった」細見芽生(広島・銀河学院高)悔しさ残る11位 陸上少年女子A3000【佐賀国民スポーツ大会】
【佐賀国民スポーツ大会・陸上少年女子A3000メートル決勝(15日、SAGAサンライズパーク陸上競技場)】 2年時に岡山県内の高校から転校し、初めて「広島」を背負ったレースは悔しさが残った。今夏のインターハイ女子3000メートルで日本人トップの5位だった広島の細見芽生(銀河学院高)は9分18秒72で11位。 「地元の人がいつも声がけしてくれ、恩返しをしたかった」と悔しさを口にした。 兵庫県出身。広島での生活はわずか2年足らず。練習漬けの毎日を送る中、学校のある福山市民がレースや、活躍を伝える新聞を「見たよ」などと温かく迎え入れてくれ、「地域との関係が深くなり、広島への思いが強くなった」という。 痛めていた右太ももが万全でない状態で佐賀入り。スタートから中盤に位置取り、一時、14位から7位まで順位を上げた。残り800メートルで「想像以上にハイペースでついていけなかった」と後続に抜かれ、自己ベストの9分12秒06にも届かず。次なる照準は今冬の全国高校駅伝出場。「都大路で区間賞、チームの優勝に貢献したい」。次なる恩返しの舞台での活躍を誓った。
中国新聞社