「女を売る営業」は一流ではない…何歳になっても活躍できる「プロの仕事人」との根本的違い
■愛嬌と知識・スキルを兼ね備えれば最強 ウーマンではなくヒューマンとして評価され、圧倒的な結果を出すために大切な方程式があります。 「愛嬌×IQ=最強」 「愛嬌」、つまり人に好かれ、親しみを持たれる力は、ビジネスにおいて男女を問わず大きな武器となります。特に女性は愛嬌が求められる場面がより多いかもしれません。しかし、愛嬌だけでは限界があります。良い印象を持っていただくことはできたとしても、それだけではいずれ飽きられ、長期的な信頼関係を築くことはできません。 一方で、知識やスキル、つまり「IQ」的な要素をいくら磨いても、それだけでは周囲と良好な関係を築くことは難しいでしょう。頭が良い、スキルが高いだけでは、相手に心を開いてもらうことはできず、疎んぜられることさえあります。ビジネスは人間関係が根底にあるため、数字や成果だけでなく、人とのつながりも欠かせないのです。 だからこそ、愛嬌とIQ、両方を兼ね備えることが、最強の営業パーソンの条件であると私は考えています。親しみやすさで相手の心を掴み、知識とスキルで長期的な信頼を勝ち取る。この両輪を揃えることで、他の営業パーソンが手にできないような大きなビジネスチャンスを掴み、さらなる成功を引き寄せましょう。 ---------- 朝倉 千恵子(あさくら・ちえこ) 新規開拓社長/「トップセールスレディ育成塾」主宰 1962年大阪生まれ。小学校教師、税理士事務所、証券ファイナンス会社などの勤務を経て、人材育成の企業に営業職として入社。営業未経験ながら、礼儀礼節を徹底した営業スタイルを確立し、3年で売上NO1、トップセールス賞を受賞。その後、自身の営業ノウハウを広く伝えるべく独立。2004年6月、株式会社新規開拓設立、同代表取締役に就任。女性の真の自立支援、社会的地位の向上を目指した、「トップセールスレディ育成塾」を主宰。開講から20年経ち、卒業生は延べ3800名を超える。これまでに著作は41冊(累計約48万部)刊行され、近著に『運を整える。』(内外出版社)がある。 ----------
新規開拓社長/「トップセールスレディ育成塾」主宰 朝倉 千恵子