1歳男児が給食の肉を喉に詰まらせ死亡 札幌市の認可保育所 レスキューのプロに聞く緊急の対応は?
HTB北海道ニュース
札幌市北区の認可保育園で先月、園児が給食を喉に詰まらせて死亡していたことが分かりました。園は15日、記者会見を開くことにしています。 段木涼太アナウンサー:「亡くなった園児が通っていた保育園では、昼食は全員が園内で調理された給食を食べるいわゆる『完全給食』だったということです」 1歳の男の子が給食を喉に詰まらせて死亡していたことが、HTBの取材で分かりました。関係者などによりますと、先月23日午前11時すぎ、札幌市北区の認可保育園「アイグラン保育園拓北」で、0歳児クラスの1歳の男の子が給食を食べている際、肉を喉に詰まらせました。男の子は心肺停止状態で病院に搬送され、その後、死亡が確認されたということです。
園は原因の食材を明らかにしていませんが、この日の給食では「焼肉風の炒めもの」などを提供していました。また、男の子には職員が1対1で対応していて、喉に詰まらせた様子を見せたことからすぐに救急措置を行い、119番通報をしたということです。 園は13日に続き、14日も午後5時から保護者説明会を開きました。参加した保護者によりますと、園は死亡事故について、調査が現在も続いていると説明したということです。 保護者:「説明会を開いてほしいと言っていたが、ずっと開いてくれなくて、やっと開いてくれた」 今回の事故を受けて、園は15日、札幌で記者会見を開く予定です。警察は業務上過失致死の疑いも視野に、慎重に捜査を進めています。 厚生労働省によりますと、去年1年間に食べ物を喉に詰まらせて死亡した10歳未満の子どもは、全国で10人に上ります。今年2月には、福岡県で小学1年生の男の子が、給食のうずらの卵を喉に詰まらせて死亡しました。道内では、2013年に札幌市で小学2年生の男の子が、給食でプラムの種をのどに詰まらせて死亡しています。 では、子どもが喉に食べ物を詰まらせてしまった場合、近くにいる大人はどのように対処すればいいのか。レスキューのプロ、日本赤十字社に聞きました。