1歳男児が給食の肉を喉に詰まらせ死亡 札幌市の認可保育所 レスキューのプロに聞く緊急の対応は?
≪背部叩打法≫ 日本赤十字社北海道支部 永澤貴博救護・普及係長:「あごをしっかりと耳で支えてあげて、できるだけ頭を下側にします。叩いた時に、支えになるように太ももと腕で支えにして、背中の真ん中を手のひらの厚いところで叩いてあげます」 段木アナウンサー:「これくらいですか?」 永澤救護・普及係長:「もっと強く出してあげる」 段木アナウンサー:「これぐらいしないと出ない?」 永澤救護・普及係長:「出ないと思います」 ≪腹部突き上げ法≫ 永澤救護・普及係長:「赤ちゃんを上向きにして、胸の真ん中を2本指で胸骨圧迫と同じ要領で押してあげます、喉に詰まった物が出てくることを助けてあげる動き。胸骨がここにあるので、その真ん中を強く押してみてください」 段木アナウンサー:「ふっと空気が出ていくのが分かりますね」 永澤救護・普及係長:「強く押すことによって、骨が折れてしまうとか、そいったことよりも命を助けることを優先。早く、強く、絶え間なくということを意識してもらえれば」 今回の札幌の事故では、肉を詰まらせたということですが、喉に詰まらせやすい食品を専門家に聞きました。 ≪丸くてつるっとしている物≫ ブドウやミニトマトなど ≪唾液を吸って飲み込みづらい物≫ ノリやワカメなど ≪硬くてかみ切りにくいもの≫ 肉やイカなど 食品の特性に詳しい天使大学の西隆司教授は、こうした食品を子どもに食べさせる際は、「小さく切って、かみ切りやすくすること。飲み込めないときは無理に飲み込まずに口から出させること」を徹底してほしいと話していました。
HTB北海道ニュース