【レコ大】Mrs. GREEN APPLEが大賞連覇の快挙「ライラック」でバンド初!目潤ませ大森熱唱
「第66回日本レコード大賞」(主催日本作曲家協会)の最終審査会が30日、東京・初台の新国立劇場で行われ、ロックバンド「Mrs. GREEN APPLE」の「ライラック」が大賞に輝いた。2年連続受賞は2017、18年の乃木坂46以来9組目で、バンドとしては史上初の連覇を達成した。 【写真】<日本レコード大賞>歌唱前、手を合わせるMrs.GREEN APPLE(撮影・藤山 由理) 「(昨年の)大賞受賞をきっかけにより多くの方に聴いていただけるようになったなと…感謝の気持ちと誇らしさでいっぱいです」とこの1年を振り返った大森。優秀作品賞のステージ前には3人で手を合わせ気合注入。迫力の歌唱で会場を沸かせた。 受賞の瞬間、目を閉じ喜びをかみしめた大森。涙声で今年一年に抱えてきた思いと歓喜の言葉を紡いだ大森。若井は大森の方に手を置き感極まった表情。藤澤は「大変光栄です」と連覇の喜びを笑顔で語った。目を潤ませたまま大森はステージに移動し、「レコ大!」と叫びながら歌唱をスタートさせた。そして歓喜の「ライラック」を歌い終えた大森は「昨年いただいた時も非常に重たい賞だったけど、今年は去年よりも重たかった気がします。精いっぱい精進して参ります。本当にありがとうございます」と真剣な表情で賞の重みを語った。 男性アーティストとしては、2008、09、10年のEXILE。14、15年の三代目 J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBEに続く3組目。 「ライラック」は4月期のテレビ東京アニメ「忘却バッテリー」の主題歌で、同月に配信リリース。自己最速ペースとなる約2カ月でサブスクリプション(定額聴き放題)のヒットの基準といわれる再生回数1億回を突破し、現在は3億6900万回を記録している。 昨年末に「ケセラセラ」で大賞を受賞し、その勢いで駆け抜けた1年。「ライラック」から5カ月連続リリースし、そのうち3作品がサブスク1億回再生を突破。これで1億回再生突破した曲数は21となり、アーティスト別で単独1位となった。 来年はデビュー10周年の節目で「MGA MAGICAL 10 YEARS」と題した巨大プロジェクトを実行。横浜港の山下ふ頭での計約10万人動員予定の自身最大規模の野外コンサートや、3人組の「フェーズ2(第2局面)」となってからは初のベストアルバム「10」の発売、さらに初の韓国での単独公演などを控える。 31日には昨年に続いて2度目のNHK紅白歌合戦へ出場。充実の1年を締めくくる。 ◆受賞一覧(複数は50音順) ・大賞 Mrs. GREEN APPLE「ライラック」 <優秀作品賞:I wonder(Da-iCE)、幾億光年(Omoinotake)、紅の蝶(山内惠介)、Supernatural(NewJeans)、NEW KAWAII(FRUITS ZIPPER)、Bling―Bang―Bang―Born(Creepy Nuts)、Masterplan(BE:FIRST)、夢みた果実(純烈)、ライラック(Mrs. GREEN APPLE)、Love seeker(JO1)> ・最優秀新人賞 こっちのけんと「はいよろこんで」 <新人賞:ILLIT、梅谷心愛、こっちのけんと、小山雄大、ME:I> ・最優秀歌唱賞 milet ・特別賞 Creepy Nuts、GLAY、tuki.、TOMORROW X TOGETHER、Number_i、浜崎あゆみ ・特別アルバム賞 「SCIENCE FICTION」宇多田ヒカル ・特別国際音楽賞 新しい学校のリーダーズ、LE SSERAFIM ・作品賞 作曲者:所ジョージ(曲名「全てあげよう」 歌手:新浜レオン ・作詩賞 作詞者:コレサワ(曲名「最上級にかわいいの!」 歌手:超ときめき 宣伝部=空き部分にハートマーク) ・編曲賞 編曲者:萩田光雄(曲名「迷宮のマリア」 歌手:辰巳ゆうと) ・企画賞 「Obsessed」Ayumu Imazu、「THE HIT PARADEⅡ」松本孝弘 ・日本作曲家協会選奨 五木ひろし ・日本作曲家協会名曲顕彰 「上を向いて歩こう」歌手:坂本九 作曲:中村八大 作詩:永六輔 ・功労賞 エルトン永田、松下英二 ・特別功労賞 小澤征爾、キダ・タロー、園まり、谷川俊太郎、仲宗根美樹、西田敏行、真島茂樹、八代亜紀、山北由希夫