今期ドラマは“何か抱えてる系イケメン”に沼る!『あのクズ』海里(玉森裕太)か『マイダイアリー』広海(佐野勇斗)か、それとも⁈
今期のドラマって、“なにか抱えている系イケメン”が多くないですか? 「わたしが、支えてあげたい!」「守ってあげたい!」と思わせてくるような。この人に幸せにしてもらいたいではなく、この人を幸せにしてあげたいとか、この人となら不幸になってもいいと思ってしまったら、“沼”の始まり(わたし調べ)。ということで、今期のドラマのなかから、そんなイケメンたちをピックアップしてみました。「ハマるな危険タイプの人って、“沼”だよね~」と共感しながら読んでいただけたらうれしいです! 【動画】「金髪クズ男の玉森裕太」が嫌いな人とかいなくない?海里の魅力にハマる人続出、『あのクズ』最新8話予告(ほか動画3本)
『あのクズを殴ってやりたいんだ』葛谷海里(玉森裕太)
海里には、ボクサー時代に大好きだった先輩・大地(大東駿介)を試合中の事故で死なせてしまった過去があります。もちろん故意ではないし、格闘技は対戦相手を死亡させてしまっても罪に問われることはありません。でも、大地の家族は海里をずっと恨み続けているし、海里自身もその事故から立ち直ることができずに、自暴自棄になってしまっています。まるで、「自分は幸せになっちゃいけない」と思っているみたいに。 そんな海里を変えていくのが、ピュアでまっすぐなほこ美(奈緒)。海里は遊び人だし、クズな発言ばかりしているし、最初は「ほこ美、そんな男はやめとけ!」と言いたくなりましたが、海里の心の闇に触れるたびに、だんだんと“沼落ち”してしまいました。だって、ふだんは仏頂面でツンツンしている人が、「俺だって、やろうとした。みんなが頑張ってるのを見て。でも……」なんて子どもみたいに泣き出したら、“この人を守ってあげたい”と思っちゃうんですよ(涙)。やっぱり、ギャップを持っている男性ってずるい!
『マイダイアリー』徳永広海(佐野勇斗)
大学3年生の広海は、数学に特異な才を見出されたギフテッド。幼少期から特別な存在として扱われてきたため、同世代と深い関わりを持った経験がないんですよね。“普通”の生き方ができないから、「あいつ、変なやつ」と後ろ指を差されながら生きてきた。才能があるっていいことばかりではないんだなと思わされます。ただ、広海は周囲の人たちをシャットダウンしているわけではないんですよね。「孤独は誰にでもあるけれど、孤立はしちゃいけない」と言っているし、本当は仲間が欲しいはずなんです。だけど、自分のせいで「あの人たち、変だね」と一緒にいる人までバカにされてしまうことを恐れている。とにかく、優しいんですよ。広海は……! 『マイダイアリー』は、現在第5話まで放送中なのですが、優希(清原果耶)や虎之介(望月歩)などの仲間ができたことで、広海もちょっとずつ変わってきました。なかでも、とくに刺さったのが、みんなで合唱曲を歌うシーン。広海は小学校を途中で辞めてしまったため、同級生と一緒に合唱祭などに出たことがないらしいんです。だから、すごくうれしそうに楽譜を見つめ続けていて。その表情を見たときに、キュンンンンとなりました。「わたしが、もっと楽しいことを教えてやる!」と。今はまだ心から笑うことができていない広海ですが、仲間たちの優しさに触れていくうちに、「誰かといるっていいものだな」と感じられるようになったらいいなと思います。
菜本 かな