日本一バズった元上智大生の“すっぴん”公開 総フォロワー1000万人超の共同生活がスタート 『HASHTAG HOUSE』1話
人気インフルエンサー10人が共同生活を送りながら、それぞれのSNSスキルを競い合うバトルゲーム・リアリティショー『HASHTAG HOUSE(ハッシュタグハウス)』(ABEMA)。メンバーは、全員共有のSNSアカウントを用いて、個人戦・ペア戦・チーム戦に挑戦。番組側が与えた、投稿再生数やフォロワー数などのミッションを達成していき、最終的な総獲得ポイントで、勝者と脱落者を決定する勝ち抜き戦が繰り広げられる。 【写真】日本一バズった元上智大生、かとゆりのすっぴん 12月7日には、記念すべき1話がオンエア。以下より、見どころを紐解いていく。細かなネタバレもあるため、ご注意いただきたい。 ・かとゆり、ロイ、ぴょな、ジョージら……全員のSNS総フォロワー数は1,000万人オーバー! 遡ること数か月前ーー。“ハッシュタグハウス”を称するSNSアカウントに、飛ぶ鳥落とす勢いのインフルエンサーが多数登場し、立て続けにコンテンツを投稿。“結局、これってなんかの企画なの?”と、視聴者の頭に“?”を思い浮かばせたのも、まだ記憶に新しいことだろう。その答え合わせとなったのが、ほかならぬこの番組である。 事前に明かされていた通り、彼らは共同生活を送っており、その舞台は兵庫・淡路島。参加者はフォロワー数が多い順に、次の10人となっている。 那須ほほみ(171.1万人)、ロイ(153.1万人)、かとゆり(143.8万人)、おだけい(122.9万人)、ゆうぴーまん(108.5万人)、ジョージ(91.5万人)、元之介(82.9万人)、ぴょな(82.5万人)、杉本凛(76.1万人)、ふかわ。(54.3万人) 全員のSNSフォロワー数を総計すると、なんと1,000万人オーバー。いわば、インフルエンサー無敵艦隊である。各人の詳細なプロフィールは以下記事を参照いただくとして、メンバーは宿泊先となる一棟貸しのヴィラ=ハッシュタグハウスに到着後、間もなく最初のバトルゲームに(参考:日本一バズった元上智大生も登場 インフルエンサー10人が共同生活する『HASHTAG HOUSE』放送)。 その内容は、メンバー全員で協力の上、番組側が新たに用意した3つのSNS(Instagram・TikTok・YouTube)の総フォロワー数を、1週間以内に10万人にすること。投稿内容、撮影場所や人数などの制限はなく、各人のSNSから流入させることも可能。ただし達成できなかった場合、メンバーのうち1名がその場でゲームから脱落となる。 ・“質か量か”が今後の火種? 記念すべき初投稿は『今日好き』リスペクトな一本に 脱落メンバーをどのように選出するのか。また、その処遇は? といった部分は、視聴者のみならずメンバー本人たちも気になっていたところだが、なにはともあれ、まずは10万人。総フォロワー数が1,000万人の彼らであれば、たった1%の数字にあたる。素人目線ながら、ファーストステップとして簡単すぎるのでは? ……なんて思っていたが、そんな楽観視は外野だからできること。たとえコンテンツを再生されたとて、それがフォローには繋がりにくい。ほかSNSに比べて、Instagramはその点でも難易度が高く、サービスごとに優先順位をつけねばならないなど、メンバーからは次々に知見が飛び交う。 そんななか、今後の火種になりそうな問題が、1話にして早速挙がった。コンテンツを作る上で、大切なのは“質か量か”問題。記念すべき初投稿の内容を考える際、ジョージは自身が女子メンバーを正座させて叱る“モラハラ動画”で興味を惹こうと提案するが、反対に初回こそポジティブな投稿の方がよいという意見も。ここから次第に、ポジティブ/ネガティブの両方の投稿を作ればよいという話題を経て、今後のコンテンツ作りで“質”に重きをおくのか。あるいは“量”なのかを討議する時間がしばし流れることとなった。 ただ、かとゆりからこの日の晩に指摘が入るのだが、1日あたりの投稿数が増せば、反比例的に1本あたりのエンゲージメントが下がってしまう。その場では、1日3本投稿が定石かと思われると結論づけられたものの、この問題ははっきり言って正解がない。 結果的に、記念すべき初投稿は、全員がスーツケース片手に、プールをバックに真顔で整列しているという動画コンテンツに落ち着く形に。本人たちからも番組名が出てしまっていたが、その光景はまるで、同じくABEMAの番組『今日、好きになりました。』を思わせる爽やかさを放っていた。この動画はInstagramに投稿され、144万回再生を記録。初日を終えてのInstagramのフォロワー数は、4,927名となった。 ・ゆうぴーまんが孤軍奮闘したYouTube初投稿制作 共同生活は“思いやり”が第一 前述の“質か量か”問題を話し合う際、ロイが俯瞰をしてくれたのだが、全員漏れなくここまでの地位を築き上げてきたまでのSNS戦略、ならびにコンテンツ作り(あるいは数字作り)への哲学やプライドを持っている。それゆえ、全員一致の意見にまとめるのも至難の業なはず。 加えて、こちらは2日目から如実に出てきたのだが、各々が得意とするSNSや、過去に培ってきた撮影・編集・台本構成技術にも大きなギャップがあり、それもまた今後の問題に繋がりそうだ。簡単に言えば“お前、それできないのかよ”と、共同生活で陥りがちなお互いの嫌な側面が見えて、片方が追い目を感じてしまう、そんな瞬間が訪れるのかもしれない。 実際にこの日の夜、ジョージ、ふかわ。とともに、当日中になんとか投稿したいYouTube動画をなんとか制作しきろうと奮闘したゆうぴーまん。ただ、字幕の有無や演出、エフェクトなど細部へのこだわり、さらには宿泊先のWi-Fiが貧弱であるなど、自身の譲れない職人魂と環境的要因に焦りと苦悩を強いられながら、必死に完成を目指していく。が、当初は21時としていた予定投稿時刻も、気づけば21時半、22時、23時……と、徐々に後ろ倒しに。 その間、上記3人を除くほかメンバーは、買い出しからの夕食タイムを過ごしていた。もちろん、各々ができることをしているわけだし、ゆうぴーまんの状況を気にしてはいたのだが、そんななか“そこまでこだわらなくてもいいんじゃない?”といった声が挙がる場面も。そもそも、動画編集自体がいわば黙々とこなす孤独な作業であると同時に、今回の3つのSNSのなかで、YouTubeはとりわけ長尺コンテンツを作らねばならない。その意味で、YouTubeには投稿ハードルや技術力など、なにかと“高さ”が付き纏う。つまり、それを“できてしまうメンバー”に、必然的に負荷が課されていくのだ。 最終的に、編集開始から9時間。23時を迎えて、ようやく初投稿が完了した。ゆうぴーまんは全員に祝福された後、待ち望んでいた夕食にありついたわけだが、これが続くとなると……さすがにしんどい。全員の思いやりがないと、“質か量か”問題と同じく、心のなかの火種が日増しに大きくなってしまうのではないか。というか、共同生活はやはり“思いやり”である。それも、これほど個性の強いメンバーが集まっているのだから、なおさらのことだ。 ・2日目終了時点での総フォロワー数は? 優勝者&脱落者の処遇や生放送情報も 2日目の朝は、ぴょな&かとゆりの“女神部屋”に早朝から突撃するドッキリを仕掛けるところでスタート。動画では、かとゆりの部屋着での寝起きシーンが公開され、普段見ることのできないすっぴん&寝起き姿に、「ABEMA」のコメント欄では「すっぴんかわいい」「めがねぴょなつよい」など反響があった。 こういった平和な映像だけ観ていたいものだが、これはあくまで共同生活の模様を収めたリアリティショー。共同生活あるところに、ギスギスした空気あり。残念ながら、これが世の常である。しかも、今回はバトル要素も含まれることで、その空気はますます険悪になるはず。きっと、いや、絶対にそうなるに違いない。 なお、2日目終了時点で、各SNSのフォロワー数は、Instagram:8,677人、TikTok:6,521人、YouTube:1,060人。総計で16,258人と、まずまずの滑り出しとなった。 ちなみに、今回のバトルの優勝者には、望んだことをひとつだけ叶えてもらえる権利が与えられる。すでに、かとゆりは渋谷の広告ジャック、ジョージは“男磨きハウス”の撮影環境を整えてほしいなど、個性しかない願いを発表しているが、まだ明かしていないメンバーははたして? また、優勝者は2025年2月8日21時からの生放送にて決定するとのこと。ついに始まった令和イチカオスなインフルエンサー大戦争を、最後までしかと見届けてもらいたい。
一条皓太