<春に芽吹く―市和歌山>選手紹介/5 白木彪斗選手/山崎僚也選手 /和歌山
◇全力プレーで恩返しを 白木彪斗選手(2年) 冬場の練習で、外野守備を磨いてきた。相手打者やスイングの軌道、投手の球種によって守備位置を変えている。中学時代は内野手で、球際の強さには自信がある。「誰にも負けない」守備を目指している。 昨年末の約1週間の追い込み練習期間、初日に右足をけがした。2日目は動けなかったが、「みんな必死に頑張っているので抜けたくなかった」。3日目から100メートルインターバル走などに参加し、気持ちの強さを見せた。 1桁背番号「8」で、甲子園へ。「家族、支えてくれた人へ恩返しができるような全力プレーを見せたい」と誓う。 ◇兄に続いて甲子園出場 山崎僚也選手(2年) 好きな言葉は「肩甲骨とモノの考え方は柔軟なほうが良い」。クラス担任でもある野球部の〓井(さらい)宗広副部長から教わった。身長180センチ、体重78キロの恵まれた体だけでなく、頭も柔らかくして野球に取り組む。 力強い打球を放てるのが長所だ。「フルスイングをしてボールに力を伝えること」を意識して打撃練習に励んでいる。 市和歌山へは、2019年のセンバツでベンチ入りした兄・晃太郎さんの背中を追って入学した。兄に続く甲子園出場を決め、「試合に出たら、打撃でも守備でもチームに貢献できるプレーをしたい」と準備に余念がない。