ポーターの新コラボ相手は老舗時計ブランド「ゼニス」。世界500本限定時計とバッグの全貌
1865年創業の時計ブランド「ゼニス」と、1935年創業の吉田カバンが立ち上げたバッグブランド「ポーター」。このたび老舗の名門同士が“旅”をテーマにタッグを組んだ。 ▶︎すべての写真を見る 発表されたアイテムは、カーキセラミックを使用した2種類の「ゼニス パイロット モデル」。それぞれの時計にポーターが手掛けた特別なバッグが付属する豪華仕様である。
ゼニスの本領が発揮された2本のコラボウォッチ
まずは時計を詳しく見ていこう。 こちらは「パイロット オートマティック ポーター エディション」。 フラットトップのラウンドベゼルを備える40mmのケースは、ポーターのバッグを想起させるカーキのセラミックで作られている。ケースは表面全体をマットで仕上げて堅牢な外観に。 ゼニス パイロット ウォッチの特徴である大型リュウズは、ブラック PVD 加工のスチールを素材に採用。エッジの効いた角張ったフォルムは、手袋をしたままでもつかみやすく、優れた操作性をもたらす。 ウェーブ状に溝が刻まれたような文字盤は、古い航空機の機体を構成する波型のメタルシートをイメージしているという。
文字盤はケースとマッチするカーキトーンで彩られ、コラボの証左でもあるゼニスとポーターのロゴが刻まれている。 時針、分針、秒針は鮮やかなオレンジで彩られ、文字盤にコントラストを加えるとともに視認性も確保。ちなみにオレンジは、ポーターのシグネチャーカラーのひとつであると同時に、救助時の視認性を高めるためフライトジャケットに採用される裏地をモチーフとしている。英国の軍用航空に供給した歴史を持つゼニスらしいディテールも魅力的だ。
そしてもう1本の限定モデルは「パイロット ビッグデイト フライバック ポーター エディション」。 42.5mmのマットなカーキセラミックケースには、ブラックPVD 仕上げのプッシュボタンとリュウズが配されている。
最新世代のエル・プリメロ 高振動自動巻クロノグラフ キャリバーを搭載し、パイロットモデルとして特別に製作されたこのモデルは、ビッグデイトとフライバック機能を備えているのが特徴。 デザインは視認性を重視しており、カーキの文字盤には時刻用とクロノグラフ機能用にオレンジの針が採用されている。