初出場の岡慎之助、金メダルにも「演技自体はよくなかった」と満足せず 6位の橋本大輝「ロスに向かって一緒に」【パリ五輪】
パリ五輪の体操男子個人総合決勝が行われ、初出場の岡慎之助が金メダルを獲得した。2012年ロンドン、16年リオデジャネイロ五輪の内村航平、2021年東京五輪の橋本大輝に続き、日本勢はこの種目4連覇を達成した。 【画像】ドラマ相次ぐパリ五輪の「悲喜こもごも」を厳選フォトでチェック! 五輪初出場で予選2位通過の岡慎之助はゆかで全体を通して安定した着地で14.566点。あん馬でもミスなくまとめ、14.500点でこの時点で1位に立つ。つり輪では技が認定されずに最初に出た得点は13.666点だったが、日本チームが審判団に再考を求めた結果、技が認められて13.866点となった。 後半の4種目目の跳馬では14.300点で、着地を決めて笑顔を見せた。平行棒で15.100点で、鉄棒では14.500点、合計86.832点で金メダルを獲得した。表彰台では両手を挙げて喜びを表現した。 競技後に『日本テレビ』で放送されたフラッシュインタビューで「練習の成果が金メダルにつながって嬉しい」と話したが、「自分的にはしっくりする演技はできなかった。演技自体はよくなかった」と自分自身の演技には満足はしていなかった。それでもノーミスでやり切ったことには、ほっとした様子だった。 SNS上では「おめでとうございます!新王者誕生!」「すごかった!!感動した!」「素晴らしい活躍でした。おめでとうございます」「二個目なんて凄い!」と感動の声であふれた。 金メダル候補だった張博恒は合計86.599点で、0.233点及ばずに2位、橋本大輝は合計84.598点で6位に終わった。競技後は『日本テレビ』で放送されたインタビューで「堂々とやり切れた」と涙を浮かべながら安堵した。五輪連覇の夢は叶わなかったが、今大会で岡という新王者が現れ「ロスに向かって一緒に戦えるように鍛え直したい」と誓った。 [文/構成:ココカラネクスト編集部]