【中学生2人殺傷】事件後にカツ丼を出前 家の中は「ゴミの山だった」近所でトラブルも 北九州市
北九州市小倉南区のマクドナルドで14日夜に起きた中学生殺傷事件で20日、男子生徒への殺人未遂容疑で男が送検されました。男はどのような人物なのか。近隣住人や同級生への取材を通じて、少しずつ明らかになっています。 男子中学生への殺人未遂容疑で、逮捕・送検された平原政徳容疑者(43)。警察によりますと、数年前に妻と離婚したあと、北九州市小倉南区の一軒家に一人暮らしだったということです。 今週、カツ丼を出前していたそば店の店長は、家の中の様子について「ゴミの山だった」と語りました。 ■そば店の店長 「開けた時、ゴミが積み上がっていた。汚い家やな、もったいないなと思った。ゴミが両脇に積み上がっていて、自分が歩くところしかない。」 一方、近くに住む人の話から、近所づきあいがあまりなくトラブルがあったことがうかがえます。 ■近くに住む人 「話したことない。近寄りがたい感じがというか、いかついという感じ。玄関の前に椅子を持ってきて座っていた。暑い時、外に出てタバコ吸いよって。」 「怒ったような感じの、おんどりゃーとか、なんとかーとか、そういう声がよく家の中から。」 ことし5月と10月には、近所に住む人から騒音などの相談が警察に寄せられていました。 ■近くに住む人 「爆竹を鳴らしていた。子どもが怖がるので鳴らさないでください、大声を出さないでくださいと言ったら、大声出して何が悪いんだと、どなられた。」 一方で、中学時代のことを、次のように話す人もいました。 ■中学の同級生という男性 「バスケ部で、静かというほど静かでもないですが、めちゃくちゃはしゃいだり、やんちゃなイメージではない。優しそうな人。」 ■高校の同級生という男性 「本当に静かなイメージですね、私の中では。大きく騒いだりとかいうような記憶はない。」 およそ30年前は、凶行に及ぶような印象はなかったという平原容疑者。男子中学生を刺したことについて、認めているということで、警察が、動機や背景などの解明を進めています。