タイ憲法裁、セター首相の解任求める上院議員らの申し立て受理
(ブルームバーグ): タイの憲法裁判所は23日、倫理規定違反を理由にセター首相の解任を求める上院議員グループの申し立てを受理した。ただ、判断が出るまで、首相の職務遂行を認めた。
憲法裁は声明で、同首相が先月の内閣改造で犯罪歴のあるピチット氏を閣僚に任命したことは、憲法の倫理基準に対する重大な違反だと主張する上院議員40人による訴えの審理を行うと発表した。
首相解職の申し立ては6対3で受理され、5対4でその間の職務停止への反対が決まった。
ピチット氏は首相府相に任命されたが、同氏にそうしたポストに就くため必要な資格がなかったと上院議員グループは主張。ピチット氏は21日に辞任し、セター首相を法的トラブルに巻き込みたくないと表明。辞任により、ピチット氏は審理の対象にはならないと憲法裁は説明している。
原題:Thai Court Will Rule on Petition to Dismiss Prime Minister (2)(抜粋)
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Patpicha Tanakasempipat