レース史上初の連覇なるか ハギノアレグリアスが今年もシリウスS参戦
古豪ハギノアレグリアス(牡7、栗東・四位洋文厩舎)が、シリウスステークス(3歳上・GIII・ダ1900m)でレース史上初の連覇を狙う。 【写真】ハギノアレグリアスこれまでの軌跡 ハギノアレグリアスは父キズナ、母タニノカリス、母の父ジェネラスの血統。母はJRAで3勝。祖母のタニノクリスタルは91年のアネモネSの覇者。叔父のタニノギムレットは02年の日本ダービーを制し、種牡馬としてもウオッカ、スマイルジャックなどの活躍馬を輩出している。 ここまで19戦7勝。3歳秋から屈腱炎で長期休養を強いられたが、5歳夏に1年8カ月ぶりに復活。オープンで好勝負を続けると、昨年の名古屋大賞典で重賞初制覇を果たした。同年のシリウスSでJRAでの初タイトルを獲得。その後は4戦して2回の3着が最高着順だが、大きな衰えはなさそう。今回は約4カ月ぶりの実戦となるが、有力候補の1頭であることは間違いない。 これまでシリウスSに前年覇者は8頭が参戦。11年のキングスエンブレム、12年のヤマニンキングリー、13年のナイスミーチューの2着が最高着順で、意外にも連覇を果たした馬は1頭もいない。また、7歳馬の勝利となれば、01年のブロードアピール以来で、中距離戦となって以降では初めてとなる。ハギノアレグリアスはレース史に新たな1ページを刻むことができるか。2つのジンクスを克服しての戴冠を期待したい。