大谷翔平、イチロー氏超え57盗塁 地区V祝勝会翌日に日本選手記録更新 34連続成功で「53-57」達成 10戦連続安打
「ロッキーズ―ドジャース」(27日、デンバー) ドジャースの大谷翔平選手が「1番・指名打者」で出場。二回1死一、二塁の打席で3試合連続適時打となる右前打を放って10試合連続安打とし、57盗塁目となる二盗を成功させて前日まで並んでいたイチローを抜いて日本選手最多盗塁記録を塗り替えた。53本塁打と合わせて「53-57」を達成した。 大谷は地区優勝マジック「2」で臨んだ前日のパドレス戦で5打数3安打1打点の活躍。同点の七回には2試合連続となる決勝適時打を放ち、チームの3連覇に大きく貢献し、自身はメジャー7年目で初のシャンパンファイトに酔いしれた。祝勝会の途中にはフィールドに出て真美子夫人と愛犬デコピンとも歓喜を分かち合った。 祝勝会の後は敵地デンバーへ移動し、現地到着は午前4時半ごろ。疲労回復に最も必要な睡眠時間の確保が困難な状況で13時間後にプレーボールを迎える試合に備えた。 大谷は7月22日のジャイアンツ戦で4度目の盗塁死を記録した後は34連続失敗なし。成功率を93・4%とした。