2代目バチェロレッテ尾﨑美紀がブランドのディレクターに
仕事のペースは10日~2週間に一度くらい打ち合わせ、年4回の撮影ですね。ブランドの公式インスタアカウントはジャミンさん側ですが、随時私もアカウントでも情報発信します。こちらはジャミンさんの意向で特に契約で取り決めなどはしておらず、私のペースで行います。
WWD:ターゲットは?
尾﨑:この部分は「フィービー」と同じで、コアターゲットは20~30代の感度の高い女性です。内面から出てくる美しさにフォーカスし、ブランド名の「メリン」にもそうした思いを込めました。
WWD:今後は?
尾﨑:夏の長期化を受けて、ジャミンさんとは「本格的な展開は来春夏物から」と話しています。百貨店でのポップアップもしてみたいし、有楽町マルイの「フィービー」店舗でのコラボもやりたい。もちろんその際は私も店頭に立ちたい。ただ、現在はモデルが私も務めていますが、いずれは私の存在は薄くしていき、ブランド自体が自立していけたらと思っています。
WWD:利益配分は?
尾﨑:レベニューシェアです。売れた分だけ、会社(ディネット)に入るようになっています。
ハードシングスも、「今は超いい感じ」
WWD:本業のディネットの経営は最近はどうしょう?
尾﨑:これまでのようにトップライン(売り上げ)だけを追うのではなく、LTV(顧客生涯価値)を重視する、より顧客一人あたりの満足度を上げる戦略に転換する中で、ハードシングスにも直面しました。振り返ってみれば、私の能力不足がすべての原因なのですが、起業8期目にして初めての経験で、まるで嵐のようでした。これまでがむしゃらに突っ走ってきて、売り上げも人員も右肩上がりでずっと増えてきた。もちろんスタートアップなので、走りながら人も組織も整える、という形になるのもわかっていたつもりでしたが、直面してみると本当に大変で。ただ、今はもう「いい経験だった」と言えるくらいにまでは持ち直しましたし、嵐を乗り越えた今となっては、創業直後くらいの結束力・団結力があって、自分も会社も組織もびっくりするくらい強くなりました。今は超いい感じです。全員が「やるぞー!」って感じで燃えています。