女子中学生が半導体やロボットの仕組みを学ぶ「Chip Camp」を12月26日から開催、ガールスカウト日本連盟
公益社団法人ガールスカウト日本連盟は、女子中学生を対象としたSTEAM教育プログラム「Chip Camp in 東京」を、12月26日(木)~28日(土)の3日間開催する。米国の大手半導体メーカーであるマイクロンテクノロジー社のマイクロン財団が支援、広島大学と東京科学大学が協力している。 【画像】Chip Camp 対象はガールスカウト会員の中学生で、参加人数は43人。会場は、国立オリンピック記念青少年総合センター(東京都渋谷区)と、東京科学大学(東京都目黒区)。 Chip Campは、スマートフォンやコンピューターなどがどのような技術で動いているのかを、楽しく学びながら体験できる、マイクロン財団の国際的なプログラム。半導体やエンジニアリングの世界に触れ、将来の選択肢の1つとして科学分野への興味関心を育むことを目指している。 今回のChip Campでは、アクティビティやワークショップを通して、半導体の仕組みやコンピュータープログラミング、ロボットの仕組みなどを学ぶことができる。また、参加者同士でアイデアを出し合い、未来の学校や製品を創出する「アイデアソン」も実施する。 さらに、広島大学や東京科学大学の教員や学生たちと交流し、科学や技術の世界を身近に感じることができる。特に女子学生は、中学生たちのロールモデルとして刺激を与える存在であるという。 プログラム修了後には、技能帯に着用できる特別なガールスカウトバッジであるChip Campバッジを取得できる。 3日間のプログラムは以下の通り。 なお、過去のプログラムに参加した人の感想として、以下の声が紹介されている。 ・普段触れることのないものに触れられて、とても貴重な経験になった ・コンピューターがどうやって動いているのか、よくわかった ・将来、科学者になりたいと思った ・行く前までは、もし大学に行くなら絶対に文系だと思っていたけど、理系の大学もとても面白そうだということがわかり、すごく良い経験になった ガールスカウト日本連盟では、ICTの知識が必須といえる現代社会において、STEAM教育は必要不可欠なものとの考えから、少女たちがやりたいことに挑戦し自己実現できるようになるために年代に応じたプログラム開発を行い、STEAMに興味関心を持つ少女を増やすことを今後も推進していくとしている。
こどもとIT,高橋正和