米エネルギー長官に気候変動懐疑論者 トランプ氏指名
【AFP=時事】ドナルド・トランプ次期米大統領は16日、水圧破砕法(フラッキング)によるエネルギー資源採掘企業リバティエナジーの創設者で、気候変動懐疑論者としても知られるクリス・ライト氏を次期エネルギー長官に指名した。 【写真】ドイツで環境活動家が炭鉱拡張に抗議 トランプ氏は化石燃料への投資促進を公約に掲げており、クリス氏はそのための「規制緩和」推進役を託される。 トランプ氏は声明で「クリス氏はエネルギー長官としてイノベーションを推進し、規制を緩和し、米国の繁栄と世界平和の新たな『黄金時代』を導く重要なリーダーとなるだろう」と述べた。 指名を受けたライト氏は、X(旧ツイッター)への投稿で「人々の生活向上を目指し、米国のエネルギーをより手頃で信頼性の高い、安全なものにすることに注力する」と語った。 ライト氏はビジネス向け交流サイト(SNS)リンクトインへの投稿で「気候危機は存在しない」と否定し、「炭素汚染という言葉は不適切だ。すべての生命は二酸化炭素(CO2)に支えられているからだ」と主張したことがある。【翻訳編集】 AFPBB News