北朝鮮の核実験「政治決断待ち」 米国務省の高官が指摘
【ワシントン共同】米国務省で軍備管理を担当するベル副次官補は22日、北朝鮮が7回目の核実験の準備を整え「政治決断を待つだけの状態にあると評価している」と明らかにした。金正恩朝鮮労働党総書記が実験強行を決定すれば「地域の緊張は深刻なレベルに高まる」と語った。非営利団体「コリア・ソサエティー」がワシントンで主催した会合で語った。 北朝鮮は北東部豊渓里の核実験場で準備を進めているとされ、韓国国防省が10月末に「核実験の準備をほぼ終えたとみられる」と指摘している。 ベル氏は会合で、米国は同盟国と共に、北朝鮮の核攻撃には「迅速かつ圧倒的な」措置で迎え撃つと警告した。