仕事がデキる人の条件は「言語化」が9割!冬休みにこっそり読みたい「言語化」本3選
● 「今年の新語 2024」大賞に 「言語化」が注目されている背景 辞書の三省堂が選ぶ「今年の新語 2024」で大賞に選ばれたのは「言語化」でした。この結果を意外に感じた人も多いと思いますが、総評によると、 「言語化」はもともと学術用語として、長らく硬い文章語として使われてきた歴史があり、誰もが使う日常語に変わってきたのは、実はつい最近のことなのだそうです。「言語化」は人々が気づかずに使っている「新しい言い方」なのです。 実生活やSNSなどで自分の気持ちを「言語化」する機会が増えてきた中で、「言語化力」を高めたいという需要も高まり、近年では関連本も多く出版されてきました。 そこで、今回は現在約3800冊の本の要約を公開している「flier(フライヤー)」の中から、「言語化」関連本の人気ランキングTOP5をご紹介します。 【「言語化」関連本ランキングTOP5】 1位:『モヤモヤを言葉に変える「言語化」講座』(ひきたよしあき/PHP研究所) 2位:『「好き」を言語化する技術』(三宅香帆/ディスカヴァー・トゥエンティワン) 3位:『瞬時に「言語化できる人」が、うまくいく。』(荒木俊哉/SBクリエイティブ) 4位:『こうやって頭のなかを言語化する。』(荒木俊哉/PHP研究所) 5位:『言語化の魔力』(樺沢紫苑/幻冬舎) ※flierの有料会員を対象に、スマホアプリおよびウェブのアクセス数(紹介書籍の要約閲覧数)を合算し順位付け。集計期間は、2024年1月1日~2024年12月3日。 1位に輝いたのは、ひきたよしあきさんの『モヤモヤを言葉に変える「言語化」講座』(PHP研究所)でした。著者のひきたさんは博報堂に入社後、クリエイティブディレクターとして数々のCMを手がけ、教鞭を執る大学では、学生や社会人から多くの支持を集めています。
本書では、自分が本当に伝えたいことを自分自身で考えて、相手に伝えるための言語化力を磨く方法が紹介されており、「ヤバい」などの言葉ではなく、より解像度の高い言葉を使うことで言語化力が磨かれ、人生も周囲の人との関係性も豊かになっていくと説いています。著者の講義を聞いているような気軽さで、「言語化」の本質にふれられるのが本書の魅力です。 2位にランクインしたのは『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』の大ヒットが記憶に新しい、三宅香帆さんの『「好き」を言語化する技術』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)でした。 ● 「推し」の素晴らしさを語りたいのに 「やばい!」しか出てこない言語の貧困さ サブタイトルに『推しの素晴らしさを語りたいのに「やばい!」』しかでてこない」とあるように、人はとてつもない感動を前にすると言葉を失ってしまうものですが、本書ではそんな「言葉にできない感動」を言語化する方法を丁寧に示してくれています。 また、SNSなどで他人の言葉が大量に流れ込んでいる現代において、自分の中にある気持ちに向き合い、他人の言葉を借りずにきちんと自分の言葉で言語化する技術も紹介されており、ビジネスパーソンにもオススメの一冊です。 3位には荒木俊哉さんの『瞬時に「言語化できる人」が、うまくいく。』がランクインしました。 著者の荒木さんは世界三大広告賞をはじめ国内外で多数の受賞歴を誇る、電通トップのコピーライターですが、人々の心に刺さるコピーを生み出すことができない時期に、「どう言うか」ではなく「何を言うか」が重要だと気づき、「言語化力」を磨くためのトレーニングを繰り返し実践したことが今日の活躍につながっているそうです。 本書では、そんな荒木さんが実践した「言語化力」を身につけるためのシンプルな方法を紹介。頭の中にあるモヤモヤをうまく伝えたいと悩む方は、ぜひ手に取ってみてください。