ChatGPTを使って「超・独創的アイデア」を得られる、まったくの“新しい方法”とは
ChatGPTで新しいアイデアを得る方法についての解説記事を多く見かける。しかし、「いいアイディアはないか?」とChatGPTに聞いても、平凡な答えばかりが返ってくる。ChatGPTから独創的なアイデアを得るには、まったく別の方法を使う必要がある。そうすれば、革新的なアイデアを効率的に得られるようになる。 【詳細な図や写真】【関連記事】野口悠紀雄氏がススメる「タイパ最強の勉強法」、教科書から勉強は時間の“ムダ”?(ここをクリックすると関連記事ページへ移動します)
アイデアを得る方法は「ChatGPTに聞けば良い」のか?
ChatGPTの使い方として、前回、前々回で資格試験のための勉強に使うことを述べてきた。これは重要な用途だが、誰もが資格試験のための勉強をするとは限らない。もっと広い範囲で、しかも日々の仕事に役立つ面で、ChatGPTを使えないだろうか? 多くの人が、そうした使い方を求めている。そのため、「ChatGPTを使って創造的な仕事をするには、どうしたら良いか?」「ChatGPTを活用してアイデアを生み出す方法は?」「ChatGPTから優れたアイデアを引き出すには、どのような質問をすれば良いか?」などのタイトルの雑誌記事や書籍が多数作られている。私もインタビューで、こうした質問を受けることが多い。 しかし、よく考えてみると、これは変な話だ。 なぜなら、ChatGPTから創造的な新しいアイデアを得たいと思うのは、ChatGPTの答えは正しいという信頼があるからだろう。もしそうであれば、すべての事項について正しい答えを返してくれるはずだから、「どうしたらアイデアをChatGPTから得ることができるか?」という方法論についても、正しい答えをChatGPTが出してくれるはずだ。 だから、単に、「新しいアイデアを出すにはどうしたら良いですか?」とChatGPTに聞くだけで良い。そのための方法を知るために思い煩う必要はない。また、わざわざ前記のような書籍や雑誌記事を読む必要もない、ということになる。つまり、それらの雑誌記事や書籍は、自己否定していることになってしまう。 果たして、そうだろうか?