目指すは大学教員か学芸員か

――どんな部屋に住んでいますか。 広さは6畳ほどで、風呂とトイレは別、キッチン付きです。家賃は振込手数料込みで2万8150円です。キャンパスから近いのに比較的安いのは、床がフローリングではなく畳で、築年数も古いからだと思います。ただ、居住者が入れ替わるときにフローリングに改修されているようなので、僕がこの部屋を退去したらフローリングになってしまうでしょうね。 ――自炊していますか。 食事はだいたい家で作っています。オムライスや親子丼といった卵料理が特に好きです。一時期はインスタグラムで料理アカウントを作成して投稿するほど、料理にハマっていました。食材は近所のスーパーで仕入れ、1週間分をまとめて買うことが多いです。季節の野菜コーナーや見切り品は欠かさずチェックしていて、なるべく安く手に入る食材を選んでいます。 学部生のときは、帰り道にすき家やラーメン屋があるので、月に1～2回、友達と食べに行っていました。大学院生になってからは研究室に夜遅くまでいることも多くなったので、週1～3回くらいは外食で済ませています。外食は楽ですが、お金の面でいうと、自炊が一番安上がりですね。1日上限650円まで学食が食べられる「ミールカード」も登録しています。年間およそ13万円で、ランチのときはミールカードを使って、学食のハンバーグやカレーを食べています。 ――仕送りはありますか。 月8万円もらっています。なぜ8万円かというと、姉が大学生のときの仕送りが月8万円だったので、自動的に僕もそうなりました。仕送りとアルバイト代の中から、家賃、水道光熱費、Wi-Fi代、食費などを払っています。 ――大学がある東広島市は暮らしやすいですか。 カエルやホタルも見られるほど自然豊かな東広島市は、ビル群が立ち並ぶような大都会ではありませんが、スーパーやドラッグストアなど生活に必要なお店はそろっていますし、遊べる場所がたくさんある広島市にも近いので、生活には困りません。 ――これからの展望を教えてください。 広島大学で博士課程まで進みたいと思っています。そのあとは学芸員になるか、ヨーロッパでポスドク（博士号を取得後、大学教員の職を得るまでの研究員）として2年ほど働いて、日本に戻って、大学の研究者になりたいと思っています。