チェルシーはコナー・ギャラガーを失うことを気にする必要はないと元パレスオーナー「彼は特別な選手ではない」
絶対に必要な選手というわけではない
チェルシーMFコナー・ギャラガーのアトレティコ・マドリード移籍成立が迫っている。すでにメディカルチェックを終え、まもなく5年契約にサインすると英『talkSPORT』は伝えている。 生え抜きMFの退団とあってチェルシーファンは納得がいかないだろうが、元クリスタル・パレスのオーナーで評論家のサイモン・ジョーダン氏は同メディアのなかで、それほど気にする必要はないと述べている。 「彼らは平凡な選手に対して4000万ポンドを手に入れた。悪い選手というわけではない。ある程度認知された、国際的な選手だ」 「イングランド代表戦を見て『なあ、コナー・ギャラガーをピッチに立たせなきゃいけないんだ。彼がいなければ勝てないじゃないか!』などと言っていた人が何人いただろう。だから現実は、チェルシーはいくつかの取引をして、彼は良い契約を結んだということだ。彼はキーラン・トリッピアーと同じような道をたどった。つまりクラブを去ったんだ。当時トリッピアーがなぜスパーズを去るのか誰も理解できなかっただろう? そして彼はアトレティコへ移籍し、イングランド代表選手になるさらに大きな可能性を秘めてイングランドに再登場し、金銭的な問題がまったくないニューカッスルへ移籍したんだ」 ジョーダン氏は決してギャラガーのアンチというわけではない。彼はクリスタル・パレスの元オーナーであり、ギャラガーはパレスにローン移籍したことで頭角を現した選手だ。 「彼のエネルギーは好きだ。間違いなく正直な選手だし、毎試合10点満点中7点のプレイをしてくれるとわかっている選手の1人だ。しかし、彼は特別な選手ではない。パレスで彼がしたことは、チームに大きな活気を与えたことだ。彼は最初の1分から90分まで働いていたんだ」 新指揮官エンツォ・マレスカのスタイルにギャラガーは合わないといわれる。であれば、自分のスタイルに合うクラブでプレイすることを求めるのは自然なこと。ジョーダン氏に「活気を与える」と評されたギャラガーは、きっとアトレティコでは重宝されるはずだ。
構成/ザ・ワールド編集部