「日本カー・オブ・ザ・イヤー」はどのようにして決まる? 採点方式が新しくなって12月7日に発表です!
日本カー・オブ・ザ・イヤーの10ベスト試乗会が開催
2023年11月22日、千葉県にある袖ヶ浦フォレストレースウェイで「2023-2024日本カー・オブ・ザ・イヤー」の最終選考試乗会が開催されました。40年以上の歴史を持つ日本カー・オブ・ザ・イヤーですが、今年から大きく変更されたところがあります。その変更点を振り返るとともに、会場での様子をお伝えします。 【画像】かわいい「デリカミニ」や「アバルト500e」も! COTYの「10ベストカー」を見る(31枚)
40年以上続く、その年の最良モデルを決める祭典
日本カー・オブ・ザ・イヤーは1980年から行われています。前年の11月1日から当年の10月31日までに、日本国内で発表されたモデルの中で最も優れたモデルを決め、選ばれたモデルにはその年の「日本カー・オブ・ザ・イヤー」のタイトルが与えられます。 その目的は日本におけるモータリゼーションの発展、一層の性能・品質・安全の向上を促すとともに業界発展と地球環境保護、交通安全に寄与することです。ちなみに選考委員は60名を上限にしていますが、全員が無報酬となっています。 今年から大きく変更された箇所があります。まずは、象徴とも言えるロゴデザインです。今年新たに一般公募で募った新しいロゴが採用されました。このロゴ変更は日本カー・オブ・ザ・イヤーが新時代へ合わせて変化していることが、大きく伝わってくるポイントと言えます。 日本カー・オブ・ザ・イヤーの選考は2段階あります。今回とくに大きく変わったのが、最終選考となる第2次選考です。まず、上限60名の選考委員たちがノミネートされたリストの中から最終選考(第2次選考)の対象に値すると判断した10モデルを理由とともに投票します。獲得数上位10モデルが最終選考の対象となっていて、これがいわゆる「10ベストカー」と呼ばれるものです。 この10ベストから再び横並びとなり、10台は同じ位置から「日本カー・オブ・ザ・イヤー」を目指します。今回はこの10ベスト車種の試乗会が袖ヶ浦フォレストレースウェイで行われました。
今回から最終選考の採点方式が変更
昨年までの最終選考は、各選考委員が持ち点である25点を10台の中から5台に配点。その中からもっとも評価するモデルに対しては必ず10点を与えて、残りの4台に1台あたり9点を上限として残りの15点を振り分けて、各モデルの合計得点で「日本カー・オブ・ザ・イヤー」を決めていました。 しかし、今年からは各選考委員が16点の持ち点を10ベストのうち3モデルに配点。そのうち最も評価するモデルに対して10点、2番目に評価するモデル対しては4点、3番目に評価するクルマに対しては2点を与えるシステムに変更されました。 また、昨年はインポート、デザイン、テクノロジー、パフォーマンス、K CARと5つの部門賞が用意されていましたが、今年からはインポート、デザイン、テクノロジーの3部門のみとなっています(特別賞も用意があるが、コチラは該当者があった場合のみ)。 これまでよりもシンプルで分かりやすい配点方法となりました。