“宝の山”…オリックス、プロテクト当落上の注目選手(2)急上昇中のブレイク候補だが
今オフ、広島東洋カープからフリーエージェント(FA)権を行使した西川龍馬が、オリックス・バファローズへの移籍を決断した。西川はFA制度においてBランクに該当するとみられており、広島はオリックスに人的補償を求めることができる。 一方で、オリックスは28人の選手をプロテクトできるが、3年連続のリーグ王者は充実した戦力を保有しており、有望な選手がリストから漏れるとみられる。ここでは、プロテクトリスト当落線上に位置すると思われる注目選手を紹介したい。
宜保翔
・投打:右投左打 ・身長/体重:176cm/75kg ・生年月日:2000年11月26日 ・経歴:KBC学園未来高沖縄 ・ドラフト:2018年ドラフト5位 2023年は自己最高の成績を収めた宜保翔。万が一にもプロテクト外となれば、広島東洋カープにとっては魅力的な選手になるだろう。 KBC学園未来高沖縄では、投手兼4番打者として活躍。甲子園への出場こそなかったが、2018年ドラフト5位でオリックス・バファローズに入団。プロでは内野手としてキャリアをスタートすることになった。 ルーキーイヤーからファームを主戦場に経験を積み、一軍でも徐々に出場機会を増やした。2021年には代走や守備固めを中心に33試合に出場した。 高卒5年目の2023年は自己最多の62試合に出場し、打率.279をマーク。課題の打撃面でも存在感を示した。 成長著しい若手有望株だが、オリックスの二遊間は激戦区となっている。遊撃のレギュラーには高卒4年目の紅林弘太郎が君臨し、2023年ドラフト会議では大型ショートの横山聖哉が1位入団。2024年以降も激しいレギュラー争いが予想される。
ベースボールチャンネル編集部