長谷部真奈見アナ(46歳)人も社会も優しいハワイで、ダウン症の娘と手に入れた日常|STORY
娘と同じ歳でアメリカ留学していたからこそ分かることも多い
私自身も今の娘と同じ高校1年の時に、オレゴン州にある高校に留学していました。その時は少なからず差別も感じていたので、だからこそ今娘が感じているであろう大変さも分かるんです。あまり無理はさせたくないけど、いろいろな経験やいろいろな選択肢を増やしたいなと思っています。常に守られた場所で一生暮らすわけではないので、外に出たいと思った時に外に出られる環境を作ってあげられたらと思っています。 アメリカ本土ではなくハワイにしたのは、ハワイにはいろいろな人種がいて、アジア人も珍しくないから。日本人に対してリスペクトを持ってくれている部分もあったり、日本人のドクターがいることもあり、やはり留学するならハワイしかないなと思いました。 <ある日のななさんの1日@ハワイ> 8:00 登校 8:30 授業開始 10:00 スナックタイム 10:30 授業 12:00 ランチタイム 13:00 授業 15:00 帰宅 16:00 習い事やアクティビティ 17:30 宿題や英語の勉強 18:30 長谷部さんと一緒に料理をして夕飯
ストレスフリーな生活ができる理由
ハワイに来て4カ月が過ぎ、私も娘もいい意味での緊張感はありますが、とても楽しく過ごせています。 なんといっても毎日天気がよくて、それだけでも気分がよくなります。ハワイはすごく暑いと思っている方も多いと思いますが、窓を開けていると心地よい風が入ってくるので、エアコンもいらないんです。毎日、窓全開にしているので、娘と喧嘩している声も近所に聞こえちゃってると思いますが(笑)。 また、ハワイは人も社会も優しくて、皆さんすぐに助けてくれるので、自分の子どもに障がいがあるということを忘れてしまうくらい居心地がいいです。ダウン症があることで制限されることが全くなく、子育てをする上でしっくりきています。 ハワイでもそれなりに忙しく過ごしてはいるのですが、やっぱり日本では知らない間に肩に力が入っていたのかもしれません。