大橋会長「最高のXマスプレゼントに」12・24興行アンダーカード「王者対決」などで盛り上げ
プロボクシング4団体統一スーパーバンタム級タイトルマッチの井上尚弥(大橋)-サム・グッドマン(オーストラリア戦)、WBO世界バンタム級タイトルマッチの武居由樹(大橋)-ユッタポン・トンディー(31=タイ)のダブル世界戦アンダーカード記者会見が20日、東京ドームシティのblue-ingディスカバリーで行われ、プロモーターの大橋秀行会長(59)、出場選手たちが登壇した。 アンダーカードでは、東洋太平洋、WBOアジア・パシフィック・ウエルター級王者佐々木尽(23=八王子中屋)-東洋太平洋同級2位坂井祥紀(33=横浜光)の新旧王者対決、60キロ契約体重10回戦で、日本スーパーフェザー級王者奈良井翼(24=RK蒲田)-WBOアジア・パシフィック同級王者渡辺海(22=ライオンズ)戦という現役王者対決が実現した。 日本スーパーバンタム級王者下町俊貴(28=グリーンツダ)が10連勝中の同級12位平野岬(27=三松スポーツ)との4度目防衛戦に臨む。さらに第1試合では、WBOアジア・パシフィック・ミニマム級王者小林豪己(25=真正)が同級7位の前日本王者高田勇仁(26=ライオンズ)との2度目防衛戦という豪華カードがそろった。 「クリスマス決戦」となる同興行を運営する大橋会長は「第1試合から激しい試合になると思う。佐々木選手もウエルター級で世界ランキング上位にきている。この試合で世界がみえてくると。奈良井選手と渡辺選手もお互いに1発がある。下町選手と平野選手についても前回は下町選手がダウンをして本来の動きがみえなかったが、今回は新鋭の平野選手との対戦も目が離せない」と言葉に力を込めた。 第1試合からタイトルマッチや「王者対決」というマッチメークを組み、ダブル世界戦の興行を盛り上げる同会長は「ボクシングファン、日本国民のみなさんに最高のクリスマスプレゼントになると思いますし、そうなれるように頑張ります」と強調した。また大橋会長は今月1日に発表した武居の挑戦者となる同級10位ユッタポンについて言及。同会長はユッタポンがアマチュア時代、国際大会Vや五輪連覇の元WBO世界フェザー級王者ロベイシ・ラミレス(キューバ)に勝利した実績を説明。現在もWBOアジア王座(日本未公認)を保持しているとし「3人の候補がいたが、この選手と戦いたいということだった」と明かした。