【ウインターカップ】桜花学園が東北女王・聖和学園に勝利、阿部心愛が姉妹対決を制す![高校バスケ]
1回戦屈指の好カードを制したのは桜花学園
12月23日、「SoftBank ウインターカップ2024令和6年度 第77回全国高等学校選手権大会」女子1回戦で東北大会女王の聖和学園(宮城①)と名門・桜花学園(愛知)が対戦した。屈指の好カードは、聖和学園が先にリードを作ったが、2Q21-9として逆転した桜花学園は後半も主導権を手放さず。77-46で勝利し、2回戦に駒を進めた。 【写真】聖和学園対桜花学園の写真(12点)をチェック この試合は強豪校対決であることはもちろん、両校にはそれぞれ主軸としてプレーする姉・No.4阿部心愛(桜花学園)と妹・No.5阿部友愛(聖和学園)の対戦ということで注目された。全国大会での対戦経験はこれまでなかったが、3年生の最後の大会でついに対戦となったのだ。 桜花学園はまずトランジションからNo.4阿部のシュートで先取点。さらにNo.7 金澤杏が3Pシュートを沈めた。しかし、聖和学園はNo.5阿部のパスからNo.7 内田理香が4ポイントプレー。さらにNo.9 齋藤凌花もプルアップ3Pシュートを沈めるなど、決められたら決め返すという見応えある展開が続いた。1Qはトランジションから得点を重ねた聖和学園の19-16で終えた。 追う桜花学園は2Q、堅いディフェンスから速い攻撃を仕掛ける。するとNo.4阿部のレイアップ、1年生ガードNo.13 勝部璃子もシュートで24-24と追いついた。その後は一進一退の攻防が続いたが、終盤、桜花学園は自慢のディフェンスで相手のチャンスを摘むとNo.5 三國ソフィアエブスがレイアップ、No.5 阿部とのハイローからNo.6 白石弥桜が得点。37-28としてハーフタイムを迎えた。2Qは桜花学園が21-9と得点を伸ばした。
巻き返したい聖和学園は3Q、No.5 阿部のディープ3Pでクォーター初得点。ディフェンスではボールマンにプレッシャーをかけていくが、桜花学園はNo.7金澤が体をうまく使って突破し得点源となり、リードを2桁に乗せた。苦しい体勢からのシュートが続いた聖和学園はNo.7内田、No.5阿部が3Pシュートを沈めたが、桜花学園は1年生ガードNo.12 竹内みやの3Pシュートに続いて、No.6 白石弥桜、No.15 イシボ・ディバインがゴール下で得点。52-38として4Qを迎えた。 4Q、聖和学園はインサイドにボールを入れるとNo.5阿部がフリースローで得点。さらにNo.9 齋藤の3Pシュートも飛び出したが、ターンオーバーも出てしまい、残り5分で20点差まで広がった。聖和学園はNo.4竹本歩生がチームを鼓舞し、応援も力に変えて最後まで懸命のプレーを披露。No.10 嶋森羽奏、No.5阿部と得点を重ねたものの、桜花学園が77-46で勝利した。 桜花学園は2Pシュート成功率55.8%を記録。No.4阿部が20得点、13リバウンド、No.6白石が14得点、11リバウンドとダブルダブルをマークしたほか、No.7金澤も14得点をマーク。聖和学園はNo.5阿部が19得点、13リバウンド、No.7内田が13得点と引っ張ったが、2Q以降はディフェンスに苦しみ、自慢のオフェンスを十分に発揮できなかった。