ドルーリー朱瑛里、終盤に課題残し７位 田中希実には「本当に尊敬する存在」【陸上・女子1500メートル決勝】
◇28日 陸上 日本選手権第2日（新潟市・デンカビッグスワンスタジアム） パリ五輪代表選考会を兼ねた日本選手権が行われ、女子1500メートル決勝では大会初出場で16歳のドルーリー朱瑛里（岡山・津山高2年）が4分18秒16で7位に入った。 女子中距離界のエース田中希実（ニューバランス）の高い壁に挑み、はね返された。額に玉のような汗を浮かべたドルーリーは「速いペースで一人でも押していけるのはすごい。本当に尊敬する存在だと思います」と素直に敬意を表した。しかし、自身の走りについては「悔しさが残るレースになりました」。終盤の走りに課題を残した。 「1000メートルの通過まで楽に行けたんですけど、ラスト300～200メートルで切り替えることできずに終わってしまった」。今後に向けて、終盤にもう一度出力を上げられるようにレベルアップすることを誓った。 同時開催のU20日本選手権には向かわず、成長を期してシニアにエントリー。さらなる飛躍に向けて、よりハイレベルな戦いを肌で感じるためでもあった。国内最高峰の大会に初めて挑み堂々の決勝進出。しっかり爪痕を残し、「次のインターハイや世界大会に向けて課題を修正して頑張りたい」と前を向いた。
中日スポーツ
