子どもの足音に騒音苦情が届いた。できる限りの防音対策を行うも苦情はエスカレートし、昼夜問わず壁ドンされる日々【作者に聞く】
育児や家族との日々を漫画にし、SNSで発信しているもしゃもぅ(@mosyamou)さん。なかでも、以前住んでいたアパートの大家さんとの交流を描いた「大家さんとハムソー」は、心があたたまる内容に読者からの反響が大きく、今年1月に電子書籍化された。 【漫画】本編を読む ウォーカープラスではこの電子書籍から一部抜粋し、もしゃもぅさんのインタビューとともにご紹介。今回はアパートの引っ越しを決意した理由について。息子のハムソー君が大きくなったある日、「子どもの足音がする」と騒音苦情が届く。できる限りの対策を行うも苦情はエスカレートしていき、昼夜問わず壁ドンされる日々。いつしかもしゃもぅさんのストレスは限界を迎えることに…。 ■音を立てないよう気にしていたら、家が休まる場所ではなくなってしまった 騒音苦情が届くようになってから、「こちらが音を立てていなくても壁ドンされたので参りました」と振り返るもしゃもぅさん。この時期、一番ストレスに感じていたことを聞いてみた。 「騒音が出ないよう、ハムソーと家にいる時間を極限まで少なくしたことが一番ストレスでした。平日は保育園から帰ったら夜ご飯の時間まで毎日ずっとお散歩、休日も朝から晩まで外にいました。結果、家が休まる場所ではなくなってしまったんです」 ハムソー君も大家さんに懐いていて、「もっと住んでいたかったなぁ…」ともしゃもぅさん。騒音の件がなければ、何年くらい住むつもりだったのだろう。 「あと3年ほど、ハムソーが卒園するくらいまではいたんじゃないかなあ?と思います」 大家さんに「ご迷惑をおかけしています」と謝罪すると、「大丈夫だろ」と言ってくれたそう。だが、ハムソー君が走るたびに叱らなくてはいけないことや長時間の散歩、それでも繰り返される壁ドンなどが重なって、もしゃもぅさんが大丈夫ではなくなってしまった。そしてついに、一軒家への引っ越しを決意する。 取材・文=石川知京